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02/06/11 (Tue)
日本勝利
6月9日(日) 久美を原宿の美容室に送ってゆき、その後は事務所に。 素晴らしい天気。 抜けるような青空というが、何が抜けてるのか? 魂か? 湿度もなく、日差しは暑いが風は爽やかに吹き抜ける。 新宿の高層ビル群が、かくもくっきり見えることは未だかってなかった。 幸福の予感とともに、あまりの気持ちよさに仕事が手につかないほど。 夕方久美と合流し、表参道の素晴らしく個性的な鞄や、そしてその上の植物と花器、食器、ユースドファニチャーを扱う洒落た店で買い物す。 あまりに腹が減って、4日前に近所に出来たワインバー「decfive」で軽く食事。 ディオニソスで会った松岡さんがソムリエを務める。 何とワインが400種。それを50ccから飲むことが出来、一杯120円から4500円までのさまざまなボトルが取り揃えられている。 1階はスタンディングで、プラズマTVがあり、W杯観戦のために客が集まりつつある。 ブルゴーニュとオーストラリアのシラーズを飲む。 いずれも美味。 カジキマグロのソテーが逸品であったが、時間がかかりすぎた。 急いで久美にキノコを買いにやらせ、私は事務所の猫の世話をしてから、ワインを購入。 そして前を見て歩かないガキを蹴散らし蹴散らし、キックオフに間に合う。 あまりにもハラハラする試合。 ハーフタイムにチキンの小悪魔風を作り、ワインを開ける。 何度もの危機を乗り越え、
稲本がゴール!
オフサイド臭いと自身で語っていたが、ギリギリOKだ。 審判がドイツ人だったことも幸いし、ジャッジは正確で不満はない。 (三国同盟以来の仲ゆえ、若干日本に甘く、ロシアに厳しかったかも知れない) チキンはとても上手く出来、肉嫌いの久美もそこそこ食べてくれた。 シメジが添えられたのも実に良い。 サラダ菜とトマトだけの簡単なサラダはヨーグルトドレッシングで、小悪魔風にぴったりである。 ワインはチリのカベルネだが、どうもいまいち。 やはり「やまや」のワインは外れが多すぎる。
事務所に行こうと公園通りを行くと、近くで歓声。 センター街に降りてみると凄いことになっていた。 若者たちが熱狂し、踊り叫び、「ニッポン!」「イナモト」「トルシエ・ニッポン」を連呼。 警官が道にはみ出す若者を取り押さえている。 どこにこれだけ青い服の連中が潜んでいたのだ? 渋谷駅前はさらに凄いことになっており、数百人の集団が興奮覚めやらず。 警官も人垣を作って人の流れを誘導するものの、あまり役に立っておらず、むしろ邪魔。 車がクラクションを鳴らし、国旗を翻して走ってゆく、歓声が上がる。 バイクもふかして行進するが、今日ばかりは頭に来ない。 皆が最高に幸福なのだ。 かつてないお祭り騒ぎを見ているうちにいっしょに騒ぎたくなってくる。 ビールを遠くの酒屋で買い込み、センター街の入り口にたむろする連中に配り、今日の試合を語り合う。 そのうち人が集まってきて、すべて日本の試合のチケットを手に入れている強烈なサポーター連中と意気投合。 さらにアイルランド人ふたり、スペイン人、シク教徒のインド人、スーパーマンのシャツのアメリカはジョージア州の青年と、金髪のブラジル人、ときおりクロアチア人サポーターと、国際色豊かに盛り上がる。 日本にこんな夜が訪れるとは思わなかった。 誰もが幸せだ。 解散したのは3時半。 まだまだ若者たちの熱は醒めやらない。
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