04/07/02 (Fri)
UAUAUA!!!
6月30日(水) 渋谷公会堂に、みなギリギリで間に合った。 ナムコのT氏が最後にオレンジのかばんを頭に乗っけて現れる。 ストミューのいのりさんは、まだ23! ほとんどアカペラ。 T氏のコネクションで今日は皆と初対面。 今度アニメの主題歌を歌うかもだそうな。 何と池袋で演奏中スカウトされたとか。 早稲田を卒業したばかり。 あとは久美である。
二階席のスタッフの後ろの席で、かなり良く見える。 ただし、スタッフ席の左上端に陣取ったでかい男は、演奏に関係ないパフォーマンス激しく、これさえいなければさらに良かったろう。 スタッフが金だして見に来る客の邪魔をしてはいけない。
にしても、とにかくすごかった。 UAは本物である。 スキャットとサックスが、重なって密林の鳥になる。 深いジャングルから、葦の生い茂る青い流れ、赤い砂漠、海底の泡立ちと…いろいろな場所に連れて行ってくれた。
脳内にさまざまな幻想が浮かぶ。 黄金のカマキリ、広大な紫色の草原の深いところに密やかに居る。 動かず静かに、幸福の絶頂をかみ締めている。 黄金のチューブが彼女を取り巻いている。 カマは小さく曲げられ、そこに獲物がおり…ときどきもがく。 彼女の目の中を良く見ると、女の顔になっている。
大きな河の両側に広がる街…その二つの街に片足ずつかけた大きな鳥は、長いくちばしを雲の裂け目に差し込んでいる。 目はまん丸で、虚空を見ている。 そして目に見えぬ鳥かごが、回転しながら世界を覆っており、その天蓋はまさに天と一致してる。
バンドの演奏もすごい。 パーカッションが一番美味しいところをもってった感じで、かなり幸せにやっていた。 ほかにベース、キーボード、トランペット、サックス、ギターで、ギター、ベース以外は皆まるで違う楽器を演奏できる。 構成は池上本門寺で一昨年観たのと同じかもしれない。 曲はほとんど違った。 吹っ切れた感じである。 自由と力があり、それはまったき正しさを持っている。
VJの映像も美しく、柔らかい砂漠の向うの、クリームのような岩山に分け入ると、石で出来た巨大な女性の頭部…大きな目をつぶっている のがあり、ああ、こんな風景のゲームを作りたいものと溜息する。
演奏後皆興奮気味でタイ料理を食う。 美味い!!
帰りT氏に真っ赤なBWで送っていただき、首都高をガンガン走る。 夜の首都高は素晴らしい。 レインボーブリッジを渡り、さらに今度は台場から羽田方面に地下道を走る。 羽田では頭上すれすれにジャンボが飛ぶスポットに! しかしすでに深夜で、一機しか見れず。 二機目はエンジン二器の小型のジェット機で打ち止め。
T氏は翌日大学で講師をしなくてはならず、そのまとめ作業が残っているのに、大サービスをしてくれたのであった。 深く感謝。
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