04/06/27 (Sun)

狂骨の夢

6月27日(日)
京極夏彦の『狂骨の夢』を読了。
1/3読んだところで、謎が半ば解けたかと思ったが、1/3しか解けていなかった。
真言立川流、南朝、タケミナカタと、要素てんこもりで、フロイトにユングに新教旧教と
かなり理屈っぽい作品であり、そんなん判るかっ! とは思うのだが、これは京極渾身の名作であると思う。
前にも書いたが、鈴木清順の『ツィイゴイネルワイゼン』の絵が広がり、他の作品に比べ、女があでやかで美しく、そして強い。
彼女の口にするのは生きた言葉で、それこそ真言かも知れない。
惚れた。
ダキニの女の内面をもっと香ばしく描けると、よりクラクラくる作品になった気もするが、どうだろう。
個人的にはすこぶる楽しめた一作である。
京極夏彦の作品は、日本文学のエッセンスをアロマとして臭い立たせ、その奥に独自の精神世界を展開している。

近所のペット用品店にパラザンDが無かったので、大森まで足を伸ばす。
交番で教えられた店は海水魚専門で、目指すものが無かった。
しかし、パラザンDの使い方で、餌に混ぜるという使用法を伝授され、レベルアップ。
帰りにローカルなデパートで目的の物をゲット。
何とも70年代の香り立つ場所であった。

妻は友人のパーティーに出かけているので、その隙を突きつい焼き鳥屋に寄る。
ジャイアンツとヤクルトの8回の攻防に燃える。


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