04/04/03 (Sat)
ひとりで良い時間
4月3日(土)
かなり疲れがたまっているのだろう。 大変に朝寝坊をして正午前におきると、妻の大切にしている四つ葉のクローバーがしおれている。 やれやれ、私が水遣り係りにされてしまっているので、枯れたら面倒である。 クローバーは水枯れすると復帰できないらしいのだ。
マサラティーを淹れ、トーストにバターを塗り、遅い一日が始まる。 香を焚き、YESの古い曲をかけ、ソファで京極夏彦の冬の作品を読む。 榎木津探偵の言動に笑わされ、関口氏の内面的な成長に驚く。
元気では今まで作ってきたシナリオとは違ったテイストのものを求められており、シナリオの書き方を一から考え直している。 それもまた楽しいのだが、なかなか苦しいものでもある。 そうした新しい目で書きかけの自分の小説を読むと、まるでいけない。
まず冒頭を書き直さねば。 私はそこで、都市の忘れ去られた場所の、臭いや湿り気を感じさせたかったはずである。 春まだ来の内の暖かい日差しをそこに引き込みたかったはずである。
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