質問するメリエにメイルはにんまり笑みを浮かべ、手に持っていたバーナーを傍らに置いて語り始めた。
「フッフッフッ、これが何かってメリエちゃん?此れはねぇ……、チョコレートの型なのだよ。そしてこの鍋の中身はチョコレート!今年は一分の一フルスケールの等身大タム様チョコレートをプレゼントするのだぁ!」
と、かんらかんらと高笑いをするメイルはふと真面目な顔に戻るとメリエに尋ねる。
「ところで一つお願いがあるのだけど…。冷凍呪文の使い手を知らない?これ、大きいから固まらないと崩れちゃうのよ(苦笑)」
ここいら辺が欠点よねぇ、とか呟きながらゴーレムの様な型(笑)にチョコレートを注ぎ入れ始めるメイルでした。


メリエ「リンクさんなら得意だと思いますけど……」



ラセン3
ミリ瑠誌亜
バレンタインテーブル
ムリエの処へ
メリエの処へ
外に出る