蔵人

(カウンター席にてマスターに向かって。)
蔵「毎度のことで、何だか慣れつつある自分が微妙に嫌だけど。今回も悪乗りして暴れて雛壇を壊しちゃう輩が出ると思うんだけど、毎回ドリフ落ち並みに壊されるのがシャクだから、今年はみんなが乗っても平気な雛壇じゃなく、みんなが暴れても壊れない雛壇を作りません?」
(否定)
蔵「そっか、残念。今からじゃ、時間が足りないよね」
蔵「いやなに、森に散歩に出たら、立派な鉄の木を見かけてね。あれで雛壇をこさえれば丈夫な物が出来ないかと思ってね。それで聞いてみただけ」

(肯定)
蔵「実は森で鉄の木って珍しいものを見つけてさ、アレで雛壇を作れば、像が踏めば壊れるだろうが、冒険者達が乗っても暴れても大丈夫なものが出来ないかと思ってさ」
蔵「制作と設置は暇そうな顔して暇をアピールしてる奴らに手伝ってもらうよ。マスター達は忙しいだろ?俺達も楽しむんだから、俺達も準備を手伝わなくちゃ、折角のお祭り騒ぎだしね」
蔵「じゃっ、これから一丁切り出しにいってきますか」
(酒場の他の客に向かって)
蔵「おーい。雛祭りの(人間)ひな飾りで使う雛壇の材料を森に採りに行くんだけど、誰か手伝ってくれないか?お礼に一杯奢るぜ」




ロリエーン「おもしろそうじゃない? ディアーネ立派な斧持ってるし、一緒に行かない?」

ディアーネ「私のホリーアクスをそんなことに使いたくないわ」

ニムレム「鉄の木だと? そいつは興味深いな」

ラクーナ「薬草採取のついでなら行ってもいいぜ、タムローンも行くんだよな?」

タムローン「え? なんか採取とか地味なもんはなあ……」

ラクーナ「行くんだよな???」

タムローン「わ、わかったよ、行くよ行けばいいんだろ?」

ガイウス・フラム3
ミリ瑠誌亜2
雛祭りテーブル
ムリエの処へ
メリエの処へ
外に出る