ニノン「タマルさんー。それ結構新しい歌ですー。著作権のシコウとかコウシとかされますー」
タマル「だめー?」
ニノン「作者の没後ー、50年経ってたら歌ってもいいそうですー♪」
タマル「厳しいんだね‥人間さんの決まりって」
セリア「さくらさくら、にゃに見て跳ねる★」
ニノン「それは古過ぎますしー全然違いますー!」
リモン「はぁぃ☆」
きぃ、と扉が開いて、人魚のリモンが入ってきました。
フロレット「リモンさん。どうぞ、こちらへ♪」
リモン「失礼しまぁす」
セリア「るりあは?」
リモン「調べものがあるって。それより何か食べなぃ?お腹すいたぁ★こないだ火とかげさんに貰ったガーネット換金してきちゃった♪お金ならあるよぉ」
ナンシュア「…わあ☆」
リシェル「やったあっ♪」
タマル「りもん特別に、いっぱい貰ったもんね」
リモン「何でか好かれちゃったの。何でかなぁ?」
その時、お店の中が眩しく光って、壁や装飾が消えて桜の花がいっぱいになりました。
ナンシュア「…きゃあ♪」
リシェル「何これっ魔法っ!?」
フロレット「その様です。何方でしょう、素敵な力をお持ちの方がいらっしゃる様ですね☆」
タマル「桜のお花ー!」
セリア「こっちじゃまだ、街灯の周りにちょっぴしだもんにゃ」
リモン「洒落た事する人が居るなぁ。かっこいぃ☆じゃぁわたしも、ポエムとか詠んでみよぅかな」
ニノン「あー‥それは止めた方がー‥」
リモン「お花見猫ちゃん♪」
セリア「おいっ!」
リモン「基本が猫ちゃんだからぁ、ブンチャッチャーブンチャッチャーでいぃよぉ。じゃぁ」
『空いっぱいの桜の下で
前足あげて踊る猫ちゃん
にゃうにゃうにゃう
にゃんにゃんにゃん
揺れるお花を取ろうとしてる。淡いピンクの、ハートの形の小さな小さな花びらが
鼻の頭にぺたりと付いて
にゃんにゃんにゃん
にゃうにゃうにゃう
‥転げ回って取ろうとしてる。淡いピンクの、いつも濡れてる小さな小さな鼻の頭に桜の花がぺた』
リモン「あぃたーっ!」
セリア「やーめーにゃーさーいっこのっ!」
フロレット「このお席では喧嘩は無しです★」
リモン「だめぇ?じゃぁ‥」
バンチョウ2
ソルレヲン
お花見テーブル
ムリエの処へ
メリエの処へ
外に出る