第3話(by カイト)

ラン「あ、また地震?」

ケイ「妙ね…この地震」

ケイは揺れと共に妙な波動を感じていた。
…時同じくして、ウルの暗黒で胎動する異形の怪人たちの波動を。

ラン「広場のちびっこ共が心配…ちょっくら見てくる」

ランはニコを掴んだまま食堂を後にする。

ケイは大きく深呼吸し「急がないと…」と呟いた。
ふと、厨房を見ると一瞬カンナと目が合う。神無もまた霊力の高い乙女である。その一瞬でテレパシーによる攻防が展開されたのか? それともただのアイコンタクトだったのか? ケイは軽く会釈をして食堂を出た。

そしてすれ違い様にアルトが入って来て……転んだ(とんてん!?)

神無「あら、何か落ちてまして?」

アル「てて、転んだんだが…」

神「お稽古熱心ですね」

アル「だから違う…」

神「違う? あ、ほんとね。いつも一緒のセラちゃんがいないわ」

アル「だからそ-でなくて…。セラならここへ来る途中、広場でニコが目を回したとかで騒いでいて、セラもそっちへ走って行ったよ」
神「ニコちゃん達とよく遊んでますし、心配なんでしょう。そうそう丁度いいものがありますが、お食べになりますか?」

と言いながら、巨大なボ-ルに入ったぶっ太いひやむぎをアルトの前に置く

神「さなむぎです」


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