コント王劇版浦島太郎
(by シャーズ アロ-)

スポットライトが辺りを照らす
ナレ-タ-として、ザウエル、スラスト、シグが端っこにいる。格声魔法使用

ザウエル「昔昔、あるところに浦島太郎という人物がいませんでした」
スラスト「いるって!」
シグ「そしてある日、釣りをしに海に来ていた浦島太郎は、子供達にいじめられてる亀を見ました」

ミ-ミャ「や-いや-いにゃ-」
マ-シャ「海から打ち上げられてるにゅ-」
ニコ(亀役)「うわ-んやめてぇ」
スラ「それをやめさせようと浦島太郎は子供達を説得しました」
ルファ(浦島太郎役)「やめろよ、亀がかわいそうじゃないか」
ザウ「それでもやめないので、浦島太郎は、一人に千円ずつやりました」
シグ「(なんつ-団長だ)そして亀は助けられました」

ニコ「ありがと-。御礼に龍宮城に招待してあげます」
ルファ「え? 本当かい?」
ニコ「はい! では僕の背中に乗ってください!」
ルファ「じゃあ遠慮なく(ニコの背中に乗る)」
ニコ「う、重-い」
ルファ「悪かったな!」

スラ「そうして浦島太郎は亀の背中に乗り、龍宮城へ向かいました」
ザウ「しかし、海に入った時点で亀と浦島太郎は沈没しました」
スラ&シグ「してない、してない!」

スポットライトが消え、次の舞台の準備
シグ「(観客には聞こえない声で)なんでふざけてんだよ!」
ザウ「面白いかと思って」
スラ「今月の給料減らしとこ。100ダルト!」
ザウ「そんな-(泣)」

再びスポットライト点灯。 セットも代わっている。また格声魔法使用
シグ「そして二人(?)は龍宮城にたどり着きました。そこには乙姫様がいました」
舞(乙姫役)「亀よ、お帰りなさい。あら、その方はどちら様ですか?」
ニコ「この人、僕を助けてくれたんです-」
ルファ「どうも。浦島太郎です」
舞「まあ、亀を助けてくれたのですか。では、存分におもてなし致しましょう」
ルファ「え!?いいんですか!?」
舞「はい。ごゆっくりと」

スラ「そして浦島太郎は龍宮城の中に入りました」
ルファ「わあ。すごいや!」
シグ「そして浦島太郎は、ものすごく楽しみました」
ザウ「しかし、もうすぐ深夜の十二時でした。そろそろ帰らなければなりません」
スラ「シンデレラかい!」

ルファ「あ、もう帰らないと…」
舞「では、これをお受けとり下さい」
舞、玉手箱をルファに渡す
ルファ「これは?」
舞「玉手箱です。しかし、何があっても開けてはいけません」
ルファ「ふぅん。ま、ありがとうございます」
舞「では亀、この方を送ってあげなさい」
ニコ「はい!」
シグ「そして浦島太郎は亀に浜辺まで送られました」
ルファ「それにしても、この中には何が入ってるんだろう?開けちゃえっ!」
SE=ぼわわんっ

ルファ「な!?うわあああ!」
スラ「浦島太郎は、玉手箱を開けてしまったばかりに、お爺さんになってしまいました。皆さんも約束はきっちり守りましょう。終わりです」

劇終了後…
ルファ「こらザウエル!何してくれとんじゃ!」
シグ「え?」
舞「まさか、本物のお爺さんに?」
スラ「団長の今月の給料はっと…1ダルト!」
ザウ「そんな-(泣)」
この後、ルファを元に戻すのに一万ダルトかかったのは、また別のお話。(森◯レ◯風)

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