02/05/07 (Tue)

鎌倉行

5月6日(月)
朝までまた映画を観てしまう。古いハリウッド映画である。
今日は鎌倉で古い友人の渡辺元興の華展を見に行くため、鎌倉へ行く。
久美は実家に帰っており、綱島で合流して横浜で乗り換え横須賀線で鎌倉へ。
最終日ゆえ15時には終了というのに、会場の鎌倉宮に着いたのは15時であった。
ふつうの華展ではなく、境内の杜のあちこちに、現代アートのようにして配されている。
そのレベルは決して高くないが、その試みは評価されるべきだろう。
渡辺氏の作品はその中でも突出していた。
彼は渡辺綱の血を引く古い家系であり、創美流家元の御曹司である。

私はカエルコレクターである。カエルなら何でも良いというわけでなく、質の良いものしか手元に置かない。鎌倉宮の前の民芸品店風のお土産屋で、タイ産のカエルと豚と猪の置物をゲット、さらに小さなブラスのカエルとコロッコロのガネーシャ像も。よく出来ている。
その後鎌倉の社寺を巡るべく散策するが、スタート時間が遅かった。
どこも閉門時間に至っており、歩くのを愉しむだけで終わってしまった。
コンタクトがちょっと合わず、目が痛くなって古びた薬局に入ったが、そこで手にした目薬は箱が黄色く、期限も2002年5月であった。
手作りハム屋でスモークチキンやらソーセージを購入。
いかん、買い物スイッチが入ってしまった。
駅前まで戻り、鶴岡八幡宮の参道の商店街でショッピング。箸と椀を購入、店の中庭でコンタクトを入れ直してると、黒のでかいラブラドルにソーセージの匂いをかぎつけられつきまとわれる。クララという名にはちょっと笑う。久美は古本屋で大きなボタニックの図版を購入。これはかなりお買い得であった。素晴らしい図版が豊富にあり、しかもA3よりも大きな版。定価の三分の一である。その古本屋は興味深い本ばかりであった。

夕食を摂る店を探すのに迷いまくり。19時というのにガンガン店は閉まってゆく。
最後の頼みのカレー屋「珊瑚礁」は消えており、困り果てる。
結局路地裏の「企久屋」という店に入るが、久美は居酒屋風の作りに不満たらたら。
しかし、料理が運ばれてくると、どれも美味しく、すっかり態度が変わる。
どうやら私は店を選ぶ目が養われているようだ。
少々古い味付けだが、しっかりと気を使って調理されており、美味い店であった。
ごま豆腐は見た目はトロロ芋のようで、なんともいえない風味があり、おいしいプリンのような卵の香りがする。
卵焼きはえらく大きく、ふんわり焼けている。
砂糖が入って甘かったのにも拘わらず、久美がおいしいと言うほど。三つ葉がたっぷり入っていた。
鶏焼きは皮がパリパリで香ばしくジューシーで臭みもなく、醤油と味醂で上品に味付け。
海老と新生姜のはさみ揚げは、テンプラは下手だがこの組み合わせは抜群。
こんど自分で試してみよう。
日本酒の神亀は、ちょっと置くと尖った臭いが消え、非常に呑み易い素晴らしい酒になった。

大満足して「ミルクホール」へ。ここはカフェと骨董品屋が一緒になった店で、鎌倉に来たときには必ず寄る店である。そこで、先ほど訪れた民芸品店の店員の皆さんと出会う。小さい街はこうしたことが良くあるのだろう。
ローズティーを頼んだのに、ここのお茶はローズヒップがかなり入っており、酸っぱい。それにジャムが入っていた。
21時半に帰路につくが、すっかり鎌倉はお休みモードに入ろうとしている。
観光地の夜は早い。


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