<第6回>


オーク達について行き、集落へとたどり着く二人

オークABCD「アリガトヨ


二人の肩や背中を叩き、オーク達が担架を受け取り奥に運び去って行く

一人残ったオークに
タムローン「取りあえず、説明してくれる?
オーク「ああ、こっちへ来い

家の一つに案内される二人

オ「俺の名はグリム若長だ。助けてもらったのはウリム。弟だ
バンチョウ「手を出しても良かったの?
タ「手当てしかしてないけどな
グリム「通過儀礼の事は知って居るのか。
掟は「村の者手を借りず、沼亀を狩り、生きて村に帰る事」なのでな
バ「よそ者の私等なら問題無いのね
タ「んなに温いのかよ
グ「たまたま誰かの助力を得られるのは本人の運。それも力の内さ

グ「しかしヒューム。何しにこの地へ?
バ「沼亀を見に!
タ「ストレートに言うかいw
グ「…随分とヒュームは豊からしい。日々の糧以外に興味を持てるとは
3年ほど前にも、妙なヒュームが訪ねて来おった。
我等の歴史を知りたいと、口伝を聞きに来ていたぞ
タ「…もしかしてプラーク教授?
バ「知り合い?
グ「確かそう名乗っていたぞ。彼の知り合いか?


タ「元生徒だ…
バ「教授って大学に行ってたのかよ
タ「悪いか!

グ「ふむ、なら一つ頼む。弟が儀礼を乗り越えたなら、プラークの元に留学させる約束になっている
不慣れな地に行くゆえ、手助けしてくれないか?それでこの地での事は不問にするが?

バンチョウに意味ありげな視線を向ける
目をそらすバンチョウ
タ「?

続く



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