第9話『七体の神像』
(by カイト)

アルトの非情なワイヤー捌きによりランとニコは重傷を負う。だが二人はウル組・影の守護者の一員。致命傷を受けてからが真の戦いなのだ。
ランは一命を賭して影の秘奥義を放つ。アルトを倒しての逆転勝利なるか? 瀕死のニコは!? 謎の少女エアートリッシュとは??

一方ケイは…
魔による脅威をもっとも早くから予見し、陰で暗躍する邪なる闇の者を追っていた。

ケイ「近い…」
が、忽然と消えた邪なる闇の気配。今は神無の気だけが強く伝わってくる。

ケイ「やっぱり神無さんの気だ。神無さんもアレを追って来たのかしら」
神無のところへ急ぐケイであった。
辿り着いた場所は、かつて虹の袂と言われしところ、7体の神像がそびえ立つ場所だ。

ところが7体あるはずの神像が1体しか無い!?…そしてその最後の1体を破壊しよう
とする神無を見付けた
ケイ「あっ、待って!それを壊しちゃダメ」

突然のケイの声に振り向く神無
ケイ「それを壊したら封印が解かれてしまう!お願い壊さないで」

ケイは両手を広げ神像の前に立ちはだかるのであった。

ケイ「昔、闇とつながる道を絶つとき神像がたてられたと聞きます」

神無「道を絶たれた闇は再び混沌…。ごめんなさい、私はこの神像を破壊します」

ケイ「待って! いまこれを失ったらウルに混沌と破壊の嵐が巻き起こります。私はこの神像を守ります」

王劇で食事係を務める神無に女優として歌劇団の顔として活躍するケイ。殺に特化した者と影の守護者それぞれ裏の顔がある。霊力がトップクラスの二人の戦いは…零vsウル再び!

だが、6体の神像を失った今、異形の化け物が実在する幻想迷宮が呪術集団の手により蘇ろうとしていた。

<続く>

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