インターミッション・サイド:神無
(by 紫)
神無「何か…御用でしょうか?」
立ち止まり、振り返らず後ろに問い掛ける。
一瞬、風景がぼやけ姿を現したのは…
シリウス「カノ-プスから聞いた。人間相手に一体何をやっている?」
神「答える必要がありますか?」あくまで振り返らず答える。
シリ「…いや」
神「…失礼します」歩を進めようとした矢先、また声に呼び止められる。
シリ「…それでリリエルと言ったか…彼女の無念が晴らせるのか?」
思わず振り返り叫ぶ。
神「っ!!貴方がそれをっ…!」
シリ「別にお前と喧嘩がしたくて来た訳ではない。お前も聞いたな。奴等が上がってくる。どうせぶつかる積もりだろう?幾つかお前用の式を解除しておいた」
神「何を考えているんです?」
シリ「あのような下衆共にここを蹂躙されるのは気に入らんからな。この世界は中々に気分が良い…温かい…と言うのだろうな」
そう言うと彼はまた消えてしまった。神無が1人残される。
神「…そんなことは解っています…それでも私は…この世界を好きにはなれません…なっては…いけないんです」
…一時止んでいた雨が静かにまた降りだした…
インターミッション:アルト
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