「悪美の悲劇?」

(by マロン)

ある晴れた日、ウルの街にて

スラスト「必要な物は買ったか?」
神無「はい。料理の材料は全部買いました」
シヴィル「錬金術の材料も買ったお!」
スラスト「じゃあ、そろそろ帰るとするか…」

するとピカッと空が光る
神無「?」
シヴィル「なんだお?」
SE=ドガ-ン!
なんと、歌劇団の中庭辺りに雷が落ちた。すると何者かの叫び声が

少女「のおおおお」
男「ギャ-!」

スラスト「晴れてるのになんで!?」
シヴィル「のおおおおって、変な叫び声だお」
ロリエーン「それより早く行った方がいいんじゃないの?」
シヴィル「それもそうなのら!」
スラスト「行くぞ!」
神無「はい!」
ロリエーン「気をつけてね-」

そして中庭に向かった三人が見た物は…。
シヴィル「!!!」
スラスト「こ…これは…」
神無「大丈夫ですか…?悪美さん」
なんと悪美…とスィンが感電していた

悪美「ひぇんはい、まはひっぱいひまひは…(先輩、また失敗しました…)」
スィン「ふひぇ…」
スラスト「だめだ、完全に痺れてる…」
神無「後で話を聞くとしましょう」

そして、一時間後…
スラスト「何があったんだ?早めに吐いた方が楽だぞ?」
スィン「なんか、取調べみたいだな…」
悪美「実は…」
スィン「た、頼むから言わないでくれ-!」
悪美「(スィンの方を見てひそひそ声で)ここで私に言わせないと、余計に減給されると思いますよ?」
スィン「う…」
スラスト「で、何があったんだ?」
悪美「実は…」

回想シ-ン
悪美「よし、頑張らないと…」
悪美は、中庭で魔法の練習をしていた
スィン「悪美ちゃん、お出かけに付き合ってくんない?」
悪美「(キッパリと)だめです。今から魔法の練習するんです」
スィン「まあまあ、それは後でいいじゃん。それより西街に最近いい店できたんだ…(と言いながらじわじわ悪美に近づく)」
悪美は身の危険を感じた

悪美「雷よ、降り注げ!黒魔法「ブラックサンダ-」!!!」
スィン「あ、ちょ、やめた方がいいんじゃ…」
悪美「あ、しまった。この魔法は使ったら…」
SE=ピカッ!ゴロゴロ…ドカ-ン!!
二人に雷が落ちる

悪美「のおおおお」
スィン「ギャ-!」

そして
悪美「後は先輩達が見た通りです…」
神無「スィンさん…」
スィン「あ、UFO!」
悪美「え?本当ですか?」
シヴィル「どこだお?」
スィン「今のうちに…」
スラスト「こら-!」
SE=ガシッ
スィン「げ」
スラスト「天の果てまで消え失せろおお!」
SE=ドカ-ン!キラ-ン☆←スラストに蹴り飛ばされ、スィンが星になった音

その頃ウルの街では
ロリエーン「お-」
ココナ「すごいにゃ」

所変わってまた歌劇団
悪美「ひゃ-」
神無「またよく飛んだものですね」
スラスト「今月のスィンの給料百ダルト!あ、それと悪美」
悪美「はい、どうなさいましたか、先輩」
スラスト「治療薬代給料から引いとくな」
悪美「承知致しました!」

そして一週間後…
SE=バシャ-!
ミーミャ「あっちに滝があるにゃ!」
マーシャ「見に行くにゅ!」
今度はびしょぬれになった二人
悪美「…。(怒)」
スィン「あ、あはは…」
悪美「先輩のバカ-!!」
SE=バキッ!(悪美がスィンにパンチした音。)
スィン「きゅう」
悪美「はあ…」

また同じことが繰り返される二人だった。今度は衣服の乾燥代分を減給された悪美だったが…
スラスト「よし、スィンは今月給料無し!」
そして、今回の事件で、スィンの給料は無くなり、その分は他の団員達に行ったそうな。ちゃんちゃん☆
悪美「薬代も乾燥代も、これでチャラです♪メチャラッキ-♪」
スィン「俺はメチャアンラッキ-だ-!!」

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