雨の日に4
byキノコマン
―カタツムリの石像―
カタツムリの石像のある場所に水を汲んで帰ってきた、ミーミャ達は石像の大きさに改めて驚きました。
マーシャ「やっぱり、近くで見ると大きいにゅ。」
ミーミャ「早く洗っちゃおうにゃ。」
エルフ「ミーミャちゃんに、「私、タワシ渡したわ」」
そう言ってタワシをミーミャに手渡しました。
ミーミャ「ありがとうにゃ。」
マーシャ「あっ!それ回文にゅ、上から読んでも下から読んでもにゅ。」
エルフ「マーシャちゃん凄いよく気付いたわね。」
ポチリーナ「私、タワシ渡したわ、反対から言っても同じでちゅ!」
ミーミャ達は、そんなことを言いながらカタツムリを洗いました。
すると、一匹の巨大雨蛙が石像の上に乗りケロケロと鳴き始めました、雨が降るかも知れません。
ミーミャ「せっかく石像洗ったのに雨降るにゃか。」
マーシャ「にゅ。」
マーシャもミーミャも何だか不満そうです、でも、雨が降りそうでは仕方がありません、帰ることにしました。
ポチリーナ「早く帰って、リハーサルするでちゅ。」
ミーミャ「ミーミャ達、台詞短いから長い台詞欲しいにゃ。」
マーシャ「でも、長いと覚えられないにゅ。」
そんな事を話ながら帰って行きました。
―その夜のこと―
稽古場では本番さながらのリハーサルが行なわれています、ミーミャやマーシャももちろん出ています。
リハーサルも終わり、その夜のことでした、ミーミャ達の夢の中に見知らぬ少年が現れました。
少年「僕は、カタツムリの石像の聖霊ヒヨンです。昼間は、洗っていただきありがとうございました、お礼に魔物除けのお守りをプレゼントします。」
ミーミャ達はそんな夢を見ながら朝までぐっすり眠りました。
―森―
その頃、森の中では…、巨大雨蛙が鳴きまくっていました。
エルフ「エ-ン、巨大雨蛙がうるさくて眠れないよ(T_T)シクシク。」
お姉さんも泣きまくっていました。
―そして朝―
ミーミャ達が目を覚ますと枕元に小さな袋が置いてありました。
ミーミャ「魔物除けのお守りにゃ、ヒヨンありがとにゃ!みんなに見せるにゃ。」
食堂に行きました。魔物除けのお守りを貰ってワクワクしています。
<続く>
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