『ツルギ衝撃の日』

ある晴れた日、劇場の扉を叩く少女が1人…

少女「あの、すみません」

ザウエル「はい。何でしょうか、お嬢さん?」

少女「こちらに神威 剣がご厄介になっていると伺ったのですが…」

ザウ「はい、居ますよ。お-い、ツルギお客さんだぞ-」
呼ばれて出てくるツルギ。その後を数人がついてくる

ニコ「お客さん誰だろうね」

剣「さぁ?」
ホ-ル迄来て…
剣「!!!」
驚きと困惑で目を丸くするツルギ

ラン「何、何-?」

ポチリーナ「変わった服のお姉ちゃんでちゅ」

ガイデル「巫女装束でござるな。神に仕える者の服装でござる」

剣「舞! 何で此処に?」

舞「ツルギ兄様、お久しぶりです」

スラスト「誰? 妹さん?」

剣「違う。(ぼそっと)イイナズケ」

スラ「何?聞こえない」

剣「だから、許婚」

スラ「ふ-ん、許婚…って」

一同「え---!?」

ニコ「許婚って、何?」

ケイ「結婚の約束をしている人の事よ」

舞「初めまして。神薙 舞と申します。いつも剣がお世話になっております」

神無「いえいえ、こちらこそ」

剣「それで何の用だ?」

舞「ツルギ兄様を連れ戻しに来たのです。さぁ、帰りましょう」

サーナ「え-、ツルギ帰っちゃうにゅるか?」

剣「いや、帰らないって。舞、俺は此処でやりたい事を見つけた。だから帰らない」

舞「そうですか、分かりました。責任者の方はどなたですか?」

ザウ「わたくしですが?」

舞「私も、こちらに入団させて下さい」

剣「へ?」

ザウ「それは構いませんが。何か出来ますか?」

舞「舞踊と横笛を」

ザウ「なるほど。他に特技などは?」

舞「え? 特技は…、癒しと退魔の術など少々」

ザウ「分かりました。では入団を認めます」

剣「ちょっ、団長」

ザウ「い-じゃないか。ニコの負担も減らせるし」

ラン「それは確かに」

そこへ突如スィンが現れる

スィン「美少女発見!」

剣「あ、彼女に手を出さない方が…」

スィ「お嬢さ-ん、そんな朴念仁、放っといて僕とデ-トしな-い?」

舞「不埒者! 成敗します!」
(SE=カカカッ)矢がスィンを壁に縫いつける

剣「だから言ったのに…。舞はそ-ゆう事嫌いで、怒ると恐いんだよ」

スィ「シクシク…助けて」

剣「ハイハイ…」

ザウ「さて、新入団員のマイさんに劇場内を案内しなくてはな。ラン頼む」

ラン「は-い。こっちだよ」

舞「皆様、ふつつか者ですが宜しくお願い致します」

一同「宜しくお願いしま-す」

〈新しく劇団に加わったのは、なんとツルギの許婚。果たしてど-なりますことやら…〉

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