『王立歌劇団給料日』
○月△日公演終了後の談話室…
ザウエル「さて、皆今日もお疲れ。スラストから給料を受け取ってくれ」
スラスト「はい、お疲れ。順番に並んで」
一同「(ガヤガヤ…)」
給料袋を手に、騒ぐ一同。
サーナ「どのくらい貰えたにゅる?」
ニコ「ん-と、先月と同じ位」
アミアン「ボクもだよ」
アリル「私達は、まだ入ったばかりだからね。あまり無いよ」
マイ「ですね」
シヴィル「なのら」
ゼロ「だな」
マイ「ツルギ兄様はどのくらい出たのです?」
ツル「そこそこ」
アリ「見せて-」
と、ツルギの給料を奪い取る。
ツル「ちょっ…!」
アリ「どれどれ…」
シヴ「あ、結構あるのら」
ゼロ「くれ」
ツル「やるかっ!」
アリ「けち-」
ツル「けちで結構」
マイ「クスクス」
ラン「給料も出た事だし、今夜は金羊亭に行くか」
ティアリース「行こう、行こう」
シヴ「シヴィルも行くのら! ラン勝負だおっ!」
ラン「いや、そんなに食べないって(汗)」
シヴ「あ、でも、錬金術の材料で欲しいのがあったんだお。困ったのら」
ザウ「それ位、経費で落ちるだろ。なぁ?」
スラ「ん?あぁ、役に立つものなら」
シヴ「助かるのら」
マイ「ツルギ兄様、私達も行きませんこと?」
ツル「修業があるから行かない」
マイ「そんな事言わずに、行きましょう」
ツル「い-って。お前だけでも行って来いよ」
マイ「行きましょう、ね?」
ツル「しつこいぞ!」
マイ「申し訳ありません…(シュン)。死んでお詫び致します」
ツルギ「だぁっ!昔っから大袈裟なんだから…。行きますよ」
マイ「良かった(ニコッ)」
一同から笑いが洩れる。
アルト「微笑ましいな」
オーバー「見てるこっちが恥ずかしくなる」
スィン「俺も久々にシルフィアに会いたいぞ。プレゼントでも、買うかな…って、オネニーサン?」
スラ「ん?」
スィ「給料、めちゃ少ないんですけど?」
スラ「あぁ。先月お前の覗きの所為で、壊れた風呂場と更衣室の壁の修理。あれ、お前の給料から差し引いたから」
スィ「そんな-」
ケイ「これに懲りたら、覗きをしないことね」
スィ「それは嫌(きっぱり)」
シグ「ハッハッハ。自業自得だな。俺はそんな事しないから、ちゃんと…って、空?」
スラ「シグの給料はフィアラが預かるって」
シグ「フィアラ-(泣)」
フィアラ「お兄ちゃんにお金持たせると、すぐ賭事に使っちゃうし、今迄の治療費のツケも払わなくっちゃならないし」
シグ「が-ん」
アリ「シグ様、可哀想」
シグ「同情するなら金をくれ」
アリ「それは別(どきっぱり)」
ザウ「じゃ、2人共留守番宜しく」
皆が出ていき、暗くなる劇場にたたずむシグ&スィン。その後フィアラ達が迎えに来る迄、のの字を書いていたという…(合掌)
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