『ツルギとマイの相部屋騒動』

それは、新入団員の部屋割りを決めている時の出来事…

ザウエル「さて、次はマイさんだな」
シリウス「団長、ちょっと待ってくれ」
ザウエル「何かな?」
内緒話をする2人…
シリ「マイさんの部屋なんたがな。ツルギと相部屋にしないか?」
ザウ「あぁ、私もそう思っていた所だ」
シリ「じゃ、そ-ゆう事で。色々面白い事になりそうだ」

ツルギ「どうした、団長?」
ザウ「いや、何でもない。で、マイさんの部屋だが…」
マイ「はい」
ザウ「許婚との事なので、ツルギと相部屋になってもらう」

一同「ザワザワ」
ツルギと女性陣、更にスィンが反対の声が上がる

ツルギ「待て、団長それは待て!」
スィン「そうだ!そんな事したら、俺が夜這いに行けないじゃないか!」
女性陣「何ですって!」

ザウ「ほら、そう言う奴も居る事だし、相部屋の方が安心だぞ」
ツル「う゛…。いや、やっぱりマズイだろ」
ケイ「そうよ。若い男女2人を相部屋にするなんて、何考えてるのよ!」
アルト「俺達も相部屋だが?」
スラ「あんた等は別」
それを聞いたシグがポツリとこぼす。
シグ「それもおかしいと思うんだが…」

ザウ「その辺許婚なんだから問題ないのでわ?」
ラン「ともかく、私達は反対だからねっ!」
シリ「ところで、マイさん本人はどうなんだい?」
マイ「私は別に構いませんが…。それとも、ツルギ兄様は私と一緒は嫌ですか?」
ツル「そ-ゆう事言ってるんじゃなくって…」
スラ「だめだよ? 自分を大事にしなきゃ。例えツルギでも、男は狼になるんだから」
シグ「そんな事言って実は、自分達に彼氏が居ないから、ひがんでるんじゃないか?」
無言で女性陣にボコられるシグ。
フィアラ「一言多いよ、お兄ちゃん(涙)」
マイ「いっそ、既成事実でも出来てしまった方が…」
ツル「どわぁ-!!」
憐「何ぢゃ、急に大きな声を出しおって」
ツル「いえ、何でもないです。ちょっとマイ、こっちへ来なさい。相談がある」
と、言いながらマイを隅へ引張って行く

ツルギ「何口走ってるんだ、お前は」
マイ「其の方が、父様達を説得しやすいと思ったのですが…」
ツル「俺が殺されてしまうわっ」
マイ「それは…困ります」
ツル「だから冗談でもそ-ゆう事は言わない。それから部屋は、さすがに一緒には無理だけど、隣なら良いだろう」
マイ「はい、それなら」

神無「相談は終わりましたか?」
ツル「ええ、終わりました」
ケイ「結論は?」
ツル「やはり相部屋はマズイので、隣部屋に」
憐「それが妥当ぢゃな」
ザウ「ちっ、つまらん。部屋の色をピンクにしたり」
シリ「色々とラブラブモ-ド全開な部屋にしようと思ったのに」
ツル「んな部屋、住めるかっ!」
スラ「たくっ、何考えてるんだか…」
ツル「マイ、部屋には結界を張っておいた方が良いぞ」
ケイ「警報装置とかもね」
スィン「……」

その夜、夜這いを掛けたスィンは、結界と警報装置に阻まれスラスト達に捕縛される。翌朝、出勤してきたフィアラはスマキにされ、吊るされたスィンを発見したという。

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