「旅は道連れ世は情け」
第一話「旅立ち」
(by 戦士ヒュ-クス)

シグ「今回、ある村へ慈善公演に行って貰う」
スィン「よくそんな金にならない仕事をスラスト姐さんが、了解したな?」
スラスト「あたしを守銭奴みたく言うな!仕方ないだろ?その村は昨年不作だったらしいから」
剣「じゃ、今回は…」
シグ「そ、舞の豊穣の神楽舞がメインだな」
舞「畏まりました」
オーバー「しかし、そういう事なら、どっかの神殿に神官を派遣してもらえば良いだろ?」
スラスト「言ったろ?不作だったと」
剣「そんな余裕は無い?」
スラスト「そ-言う事」
シグ「それで、ザウがその話を聞いてこの仕事を取って来た訳だ」
ザウエル「良いじゃないですか、たまには人助けしても」
シグ「お前が、それだけでこの仕事を取って来るとは思えん」
ザウ「ま、そんな事より。メンバ-は…」
シグ「はぐらかしたな…」
スラスト「え-、舞、剣、クラフト、スィン、ポチリーナ、ティアリース、アミアン、アリル、ルリ、ユノ以上10名」
ザウ「今回は、神楽舞をメインに歌と踊り、動物芸を演じます。頑張って下さい」
一同「は-い」

スィン「俺は何すれば?」
スラスト「あんたは道具の管理に決まってるでしょ!」
スィン「あ、そうか」
ザウ「私の代理はクラフトにお願いします」
クラフル「承知しました」
フィアラ「はい、今回の曲と歌詞です」
ティア「ありがと」
スラスト「それじゃ、各自準備して明日出発」
ユノ「私は、馬車を用意してきます」
剣「俺も手伝うよ」

翌日、出発前…
クラフト「そろそろ出発しますかな」
サ-ナ「お土産宜しくにゅる-」
ケイ「遊びに行くんじゃないんだから(汗)」
シグ「しっかり頼むぞ」
ルセル「アリル、皆さんにご迷惑を掛けるんじゃありませんよ」
アリル「大丈夫だよぉ。何時迄も子供扱いしないで」
ルセル「不束な妹ですが、宜しくお願いします」
アリル「もぅ、本当に姉さんは、口煩いんだから!」
ルセル「アリルちゃ--ん?」
ルセルの気配が変わった途端アリルは素早く馬車に乗り込む
アリル「皆さ-ん、急ぎましょう!」

ルセル「全く、この娘は…」
舞「フフッ。さぁ、参りましょうか?」
剣「だな」
一同「行ってきま-す」ザウエル「頑張って下さい」
皆に見送られ、馬車は走りだした
街を出て暫くして…
アミアン「そ-言えば、見送りの時、シヴシルいなかったね?」
ポチリーナ「ど-したんでちゅかね?」
スィン「寝てたんじゃないか?」

その時、石でも乗り越えたのか、馬車が大きく揺れた
?「ふにゅっ」
ティア「何か言った?」
一同首を振る
ぱふ「(フンフン)ガウッ!」
ルリ「その衣裳箱に何かあるんですの?」
剣「お-い、クラフル。馬車を停めてくれ」
馬車が停まり、クラフトとユノが顔を出す
ユノ「何かあったの?」

衣裳箱を開けて確認すると、そこには…
シヴイル「ふみ?もう、着いたのら?」
一同「---??!!」(思いっきり虚を突かれて、声が出ない)
シヴ「ど-したのら?」
剣「シヴイル、何故?」
シヴ「シヴイルも一緒に行くんだぉ!」
スィン「一緒にって…」
クラフル「戻りますかな?」
剣「そうだな、幸いそんなに離れていないし…」
シヴ「いや-!一緒に行くのら-!」
ティア「…ねぇ、私達がちゃんと面倒見るから、いいでしょ?」
ルリ「ふぅ…、仕方ありませんわね」

意外な人物を加え旅が始まった。
次回「遭遇」刮目して待て!…しかし、旅費は保つのか?

舞「困りましたね」(困ってない)

to be continued……

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