「王立歌劇団も思わぬ展開になってきました。
今回はその成立と機能に関して団長のザウエルさんにお聞きしたいと思います。
この"王劇"という団体は、ずばり、何をやっているんですか?」
ザウ「そうですね-、ディーン王が道楽でやってるようなもんですが、歌と踊りを中心にした舞台で、みんなに夢と希望を与え、まあ現実社会の不満、しいて言えば王政への政治不信を忘れてもらおうと、そんな感じでやってます」
シグ「お前何言ってんだよ!」
ザウ「シグか、別にいいじゃないか、ホントとの事だから」
シグ「バカヤロウ! そんな言い方したら、マジで本当みたいじゃないか!」
ザウ「真実はこうやって捏造されていくものなんだよ、どの時代でも」
シグ「フツー逆だろう!」
メリ「あの-、そこでコントやってないで質問に答えてください」
ザウ「もちろん、どうぞ」
メリ「本当のことを言ってくださいね」
ザウ「当然です」
シグ「........」
メリ「では、ザウエルさん他メンバーが参加されたのは最近のこととか?」
ザウ「そうですね。伝統ある王立歌劇団を新参者が乗っ取ったわけです」
シグ「おいもうちょっと穏当な言い方できないのかよ」
ザウ「真実だから仕方ないだろう」
メリ「戦いに疲れた冒険者たちに、新メンバ-の元気な歌と踊りが大人気ですよね。
でも団員には影の仕事があるって噂があるんですが本当ですか?」
ザウ「それ、俺が流した噂です。その方が謎めいててかっこイイでしょ?」
シグ「あのなあ......」
メリ「なるほど、売り出すための仕掛けってコトですね。
いいんですかね、バラしちゃって」
シグ「これだけ人気が出たのでもう充分です」
メリ「では、今後どんな舞台にしてゆきたいですか?」
ザウ「そうですね、親子で楽しめるエロと退廃とかですか」
シグ「いい加減なこと言うなよ!」
ザウ「いや俺はそうしたいけど、まあそうはならんだろう」
メリ「は-い、ザウ&シグのおふたりでした--!」
(^@^;)
シグ「あ、違うんだ、ちょ、待ってくれ」
ザウ「まあ当たらずとも遠からずじゃないか」
前へ
歌劇団ニュース
プロフィール
インタビュー
歌
コミック
コント
戯曲
王劇設定集
王劇裏設定
地下劇場
壁を見る
投稿!
外に出る