【地下劇場のうた】
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「皆様、御機嫌よう。今回王国関係者各位の、御厚意そして御好意によって、このような素敵な場所を頂戴できた事に、本当に、心から感謝致します。わたくし・・そう『名も無き』冒険者MARCY.僭越ながらこの場所の為、うたを用意させて頂きました。故あって異世界からお越し戴きましたが歌って下さるのは、M.M世界に敬意を表し、マッチョ・マックス&マーヴェラス・マッスルズ(仮称)の皆さんです!」
筋骨隆々の漢が8名。皆、穏やかな微笑をたたえ、こちらを見つめている。
「それでは皆さん、早速御願い致します。めをそらさずに、みてごらん。フルコーラス・ヴァージョン!」
―そうさ、きみは知らなかった
それはずっと すぐそばで、待っていた事を
まるで、背中合わせで 呼び続けるように
きみはずっと その頬を そむけていたのさ・・彷徨い続けた日々
誰も教えてくれないだけど、もう大丈夫だよ
さあ 見てごらん、目を逸らさずに。
何にも信じられない位 はまってしまった時は
怒りの手紙を送る前に ぼくらの事を 思い出して
皆、きみの味方だよ
耳を澄ましてごらん これが、本当の言葉・・・
―信じていたんだね 間違った言葉、虚しい数字
きみは何処にも無いものを 探し続けていたのさ・・騙され続けた日々
誰も助けてくれない それももう、終わりにしよう
さあ見てごらん 恐がらないで。
帰りの切符が買えない位 負けてしまった時は
その会社に 火を点ける前に ぼくらの事を 思い出して
すぐに行くよ、きみの所に
その手に取ってごらん これが、本当の数字・・・
―悩む事はない 悲しむ事はない
きみの為だけに輝くものは きみの心に在るのだから・・・
―さあ、見てごらん 恥ずかしがらずに
意地悪な決まりごとは 全部ぼくらが変えてあげよう
おいで、新しい世界に・・・
有難うございました!皆さん、ご苦労さまです。それでは今回は、これにて。御機嫌よう」
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