【『楽屋』にて‥その1】
「そんな訳で楽屋だ」
「どんにゃ訳よお」
「王劇楽屋の方じゃ、紹介も補足も出来ねぇんだってよ。早め早めに教えて差し上げてぇって思ったんだがな‥まあ器材の都合ってんじゃしょうがねえ」
「で、ここで好きほーーだい、喋る訳だにゃ☆そう言う事にゃら大歓迎♪」
「ふん。本当はだーーーーっと、5000字くらい皮肉並べてやろうかと思ったがなぁ‥又女性客が恐がるからやめとくぜ、ふぅ‥」
「まあそんにゃ怒んにゃいで♪
自己紹介から行く?」
「だな。話ん中でぐだぐだ書かれてもやだろうし」
「にゃう☆そんじゃあたしからーー!
って、みんにゃ呼んでくるにゃん♪」
どやどやと書斎に入ってくる『家族』たち。
「‥自己紹介ですか?」
「なんか緊張しますーー♪」
「そんじゃあんたから頼むちょいと細かくな」
「ではーー♪エンジェルのニノンですーー。髪はショート、好きな色は青☆
宝石はーー、ばるきりい。ブルートパーズに似てますーー。
必殺技はバルキリーズジャベリン!拡散型で刺した相手を振り回せますーー♪それはサテライト・フェアリィって技でーー、落としたら爆弾になりますーー☆」
「‥今日は。プリンシパリティの、ナンシュアです。
小さな生き物や魚が好きです。‥釣るのも好きですが♪
宝石は、いどるせと。橙色の月光石に似てますね‥
収束型のマイト、イクスプローションが得意です♪余り力が入ると、核爆弾になってしまいますが‥」
「アークエンジェルのリシェルですっ!髪は邪魔だから三つ編み☆ほどいたらナンシュアさんと同じ位かな?
お守りは、とらすりせっ!!真実の夜明け、なんちゃって♪
得意技はアーク・フレア!トラップ型で、走査線にも地雷にも出来る‥ふふふ★
そういえばこれ、コランダムに似てるかな?ま、いっか☆」
「ご機嫌よう。パワーのフローレットです。
草花や、野山が好きです。目新しいデザインの、服とかも好きですけど♪
石はぶらいとふらう。不思議ですね、澄んでいるのに影が見えます。
戦いは好きではありませんが、技は剣技です‥フォースソード、でしょうか、必ず白と黒の剣が同時に動きます。これの全開型は、ソードフラワーと言いまして。白と黒の大輪の花のようで、とても綺麗なのですよ☆」
「そんじゃあたしーー☆
ええと。シャーズ族のダークココナの進化系。
天使たちからはせりあさんって呼ばれてるにゃ♪
CELIAって書くんだよ。髪はりぼんで束ねてるにゃん。
ほーーせきは、あざあぐろうん。幽霊水晶とかいう、珍しい奴に似てる。
得意技は空間封鎖!!
あと周りに元が一杯あれば、物体の修復も出来るよ☆ ふぇのむりぺあ、だっけ? まーーちょっとしか出来にゃいけど。
その他の場合はクレヨンで描いたみたいにゃ奴ににゃる。面白いでしょーー♪」
「本当、乱暴。信じらんない‥
あ、マーメイドのリモンです。
髪はフローレットさん程じゃないけど長いな☆お手入れが大変です。
水入り水晶あくあぶれすを貰った時に、空中に浮けるようになりました」
「にゃんだっけ、あのもぐらこおろぎみたいにゃ低空飛行だけどにゃ☆」
「うるさいわね‥技は今練習中♪バブル系の技なんだけど、小さな敵なら柘榴みたいにこう、ぱぁん!って」
「敵の体にゃいの水分を振動さして爆破‥おまえも充分、乱暴だにゃん」
「うるさいわね、あなた程じゃないわよっ!!」
「きゅーーーー☆」
「おうビリー。つぎはおまえにゃ。あたしが代わりに喋ってあげる」
「きゅっ♪」
「マベルのビリー、あたしのぺっと‥こら怒るにゃ本当のこと‥
あいたっ!!耳噛むにゃっ!!わかった、ほーーせきはぁ、にゃんだっけ?」
「ん?せくれほせ」
「そーーそーー、秘めたる力。西瓜みたい。
おいしそーーこら、食べにゃいから!暴れんじゃにゃい!!
得意技はバレット、ボルトの進化形だにゃ、急所に当たれば勇者も一撃☆
そ言えばおまえ、これ貰った次の日からたてがみ生えたんだよにゃ。ぱげより、ずっと格好良いにゃん♪」
「きゅっ、きゅーーー☆」
「お姉ちゃーーん、私は?」
「そーー!次たまこ。自分で言える?自己紹介」
「紹介ってなあに?」
「あちゃ、わかんにゃい?あのね、あたしはこれこれ、こうゆう人ですよーーって説明する事にゃん」
「わかったーー♪
わたしタマル、ハイフラワァ。
好きなのはお姉ちゃんと、家族のみんな☆
嫌いなのは乾いたところ、いじわるな人★
頭のお花わぁ食べるもので色んな実がなるの。
このきれいな石わぁ、ええと、お姉ちゃん?」
「おーーけーー、よく出来ましたにゃん☆
あのね、それはみとらす。おまえにいかにゃる事があろーーと、おまえのままでありますよーーに♪あれ、これでいーーんだっけ?まいっか☆」
「‥よくありません。如何なる事が有ろうとも、貴方が貴方でありますように、でしょう?」
「にゃはは、そーーだった。でもあたし達がおまえの事、守ってあげるからね♪」
「うん、お姉ちゃん♪
技わぁ、えぇと、でんぱとでんきっていう力‥よくわからないけど、練習してるの」
「先行き楽しみだにゃ☆」
「そ言やドラゴンどした?」
「ちゃらちゃら自己紹介にゃんかしにゃいーーってた★放っとくにゃん」
「まあ確かに‥この部屋じゃ全員なんて入んねぇけどよ。まぁいいや、俺がゆうわ‥ドラゴン部隊、漢組・セックス☆ピストルズ。その武器は熱き心に漲る力、溢るる漢気」
「おい貴様」
「おう、ハダスか♪
んだよ、何だかんだ言って来たじゃねえかよ。こっち座んな」
「そうではない。貴様が勝手な事を言いはせぬかと見張りに来たのだ。然し、間違った事は言ってはおらぬようだな♪」
「てりめぇだ、俺を誰だと思ってんだよ。んじゃお前、構成員の紹介してくれ」
「ふん、よかろう★
力の方は聞いた通りだ。
名は、金竜がアルギム。
黒竜の私はハダス。
赤竜がテーナ。
青竜はザイト。
緑竜がエシェルだ」
「それぞれ、白檀、ミルトス、無花果、オリーヴ、ギョリュウ(柳)だっけな」
「そうだ、その通り。石は‥まあ必要無いとは思うが、一応。ジルコンとやらに似ているな。各々、一つづつ所持している。名は、びりいばあ‥ふん、そんな所か」
「さんきゅ、充分だ♪」
「紹介おしまーーい☆ねえ、この石って人工にゃんでしょ?天然じゃにゃいよね?」
「あぁ。売っても多分、1ダルトにもならねぇな。只の名刺或いは身分証ってなとこ」
「また夢のにゃい事を‥さて、最後はおまえにゃ♪」
「はぁ?俺の情報なんざ要らねぇだろ」
「にゃに言ってる!ちゃんと言うにゃっ!」
「しゃあねえ‥名はマーシー、職業、偶像破壊者」
「こらーー!降魔士ーー!」
「ちっ、いいじゃねぇかよこのくれぇ‥しう゛ぃるなちきん共なんざ気にすんな‥好きなものは、円くて可愛い娘さん★(年令問わず)ええとそれから」
「てめえ、いい加減しにゃいと後頭部に蹴り入れるにゃ‥もーーいい、あたしが聞くっ!趣味はっ!」
「今一番好きな遊びか? 字ぃ書く事だな」
「好きにゃ食べ物は?」
「苦瓜炒め♪」
「目的と夢は?」
「世界征‥平和」
「こらーーーー!! 今にゃんて言おーーとしたーー!?」
「気にすんな、ま、じわじわ行こうや★」
「聞き捨てならないですーー信じらんないですーー‥」
「だーーから深い意味は無ぇって。明るく楽しく爽やかな世界を望んでるだけだ」
「もーー。みにゃさまに、めっせえじをどおぞ♪」
「そだな‥人気なんか要らねぇ、評判なんかどうでもいい」
「‥とても後向きですね。困ってしまいます‥♪」
「元気だそうよぉ、もう!」
「おいおい、まだ続きがあんだよ。ただ‥読んで欲しいだけなんだ‥」
「おおーーーー!!(複数)」
「どうだ、こんなもんで」
「にゃいす☆目標は?」
「この星の、すべての者に、この俺の‥ふーーふっふふーーん♪
おれっさまっのこーーんと☆
何つってな」
「本気でぶんにゃぐろーーかにゃ‥最後に作品への意気込みを語ってほしーーにゃ」
「んだな。取り敢えず84話までってなぁどうだ」
「みんにゃーー!!こいつ一発づつにゃぐるにゃーー!!」
「あはははははははは‥」
「にゃに笑ってるそこ!!」
「ど、毒舌と暴言の固まりのような人ですね」
「別にそんなつもりじゃ」
「100!最低100話っ!わかったにゃっ!?」
「それ迄俺が生きてたらな‥書くよ、こつこつ」
「にゃんでそーーゆうふうにゆうの!?」
「な事言ったってよぉ。
例えば車にぶつかるとか。
隕石が落ちてくるとか。
UFOが落ちてくるとか」
「てめえ本当、一遍死ぬにゃーーっ!
にゃんでにゃごやかに、応援よろしくーー☆て言えにゃいの!?」
「俺が言ってもなぁ‥いや勿論、頑張る気はあるよ?ここで音ぇあげて、やめたりしたら、速攻地下小劇封印されて‥地下劇ーー?まえにそんなのもあったんだーーねーー‥(遠い目)なんて扱い‥冗談じゃ無ぇ、俺ぅあ」
「しゅ、収拾がつきません、この辺りで‥」
「お開きーー!!みにゃさまーー今後とも地下劇場を宜しくお願いいたしますにゃん☆
てめえ、ちょっとこっち来るにゃっ!!」
‥今日もゆく。世界平和を、その胸に。なんつってな。皆様、今後とも、地下劇場を宜しくお願い申し上げます‥
☆終わり☆
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