「訪神遊戯」 part3
場面6
歪深らしき反応が有った場所まで辿り着きます、山の中腹あたりで少し開けた広場の様になっています。
ふと気付くと、枝枝には鳥たちが、草陰には兎や鼠が、木立の後ろには鹿や猪が隠れて不安そうに広場の中央に神経を集中させています。
広場の中央にある切り株の所に何かが居るような気配が有ります、それをPC達が認識しようとした瞬間、激しい衝撃を感じて、意識のブレーカーが落ち数瞬の間意識がホワイトアウトします、其処に居た存在の余りの異質さに、その存在を許容出来ず自我の崩壊を防ぐ為に本能的に意識をシャットダウンしたのです。
暫くしてPC達が意識を取り戻すと、そこには1人の女性(の様に感じる)存在が居ます、ただしチグハグでおかしな感じがします(向こうがPC達とコンタクトをとるために無理矢理人に近い姿をとってる事と、PC達が無理矢理それを人の姿と捉えている為です。)、暫くお互いに意志の疎通が出来ずトンチンカンなやり取りが続きますが、彼女の方がPC達が「声」で意志の疎通をしているのに気がついて、PC達のやり取りから言語をあやふやながら学び取り、会話を試みてきます、まるで赤ちゃんや小さな子供のようなチグハグな会話の末に、彼女の名前が「マーイム・イム・アリュ」、此処ではない何処かからこの世界に訪問してきた事、彼女はこの世界の色々な光景を見て見たがってる事が分かります。(因みに彼女はPC達やこの世界に敵意も害意も有りません、又シナリオ中にそれらを抱く事も有りません、逆に悪意や敵意をぶつけられても理解出来ません、攻撃等を仕掛けられても避けようともしません。)
彼女は辿々しい言葉でPC達に3つの風景を見せてほしいと頼んできます。
「燃える森」「白い水」「天を貫く大地」を見せてほしいと。
PC達がそれぞれどんな物か推測をつけたら、それを見せてあげるためにそこに連れて行って上げるように促して下さい。
答えは決まってません、PC達が推測した物が答えになります、どうしても思いつけないようなら、達成値5の知識、魅力、感覚のいずれかの判定をさせて成功したら、なぞなぞの答を知識の中から導き出すか、携帯電話で使いマから聞くか、あたりの山並みなどから気がつきます、その場合の答えは「紅葉」「波立つ海(湖面)」「高い山(富士山等)」になります。
PC達がその風景を見せて上げる為に移動をしたらストーリーダイスを一つ減らして場面を終わります。
場面、7、8、9
PC達が出した謎々の答えの場所を巡ります、しかし、一つ目の訪問地に訪れた時には達成値20の感覚の判定を行い、失敗すると多数のα級モンスター「悪意」に襲われます、演出で撃退して下さい。
成功した場合は、襲撃受けることは有りません、しかし何かの激しい戦闘の後を発見します。
二つ目の訪問地を訪れ立ち去ろうとすると、PCと達と同数のβ級モンスター「集う悪意」に襲われます。
二つ目の訪問地から離れる際にストーリーダイスを一つ減らして下さい。
三つ目の訪問地を訪れ、アリュは凄く感動しPC達に感謝を伝えます、この頃には彼女の擬態やこの世界への理解度、コミュニケーション能力も高まり、違和感なく意志疎通が出来るようになっています、PC達が彼女を連れ訪問地を離れ移動しようとした瞬間、突然巨大な翼を備えた赤い何かの影が飛来し、彼女を攫って飛び去ってしまいます、この時、彼女が驚いた様子だったが、抵抗した様子は有りませんでした。
PC達が彼女の後を追った所で、場面を終わります。