第13話『痛手を負うウル』
(by カイト)
神無が去った後、ケイは気力を振り絞り最後の一体となった神像まで辿り着く。
ケイ「無事でよかった…」
特殊能力だけならケイの方が上だろうが、ディ-ン王直属の秘密部隊とはいえウル組は戦闘集団ではない。
人を救うために持ち前の能力を発揮してきたケイだが、人を本気で殺めるために技を使うことなどなかった。いざ戦いとなれば躊躇せず人を殺れる零組…神無の圧倒的な強さに終わる。
ケイ「強い…いつか神無さんを越えたい…」
真正面から力任せに技を繰り出すケイの攻撃を受け流し死角へ回り込み一撃必殺を仕掛けてくる神無。双子式神の絶妙なサポ-トもさることながら、大鎌を振り上げた神無の体が傾かなければ殺られていただろう。
ケイ「あの大鎌…聖魔術士の…神無さんが!?…なぜ神像を壊さないといけなかったの?」
そう呟くと彼女はその場で力尽きた。
神像の前に横たわるケイ。その神像が輝き始める…それに反応するかのようにケイのウルの秘石〈光〉も輝き出し柔らかい光がケイを優しく包み込む。
そして2つの光は一つに溶け合いケイは光の神像に吸い込まれていった。
<続く>
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