第18話「聖女の記憶 1」
(by 戯言士ゆかり)
ケイ「つっ!…ここは…?」彼女が目覚めたのは薄暗い部屋…自分の部屋だ…のベッドの上
はっとして傷口に手を当てる
傷口には包帯が巻かれ傷は…塞がりかけている?
声「…治療しておきましたが…余計なお世話でしたか?」
突然近くから投げ掛けられた声に身構える。この声は…
ケイ「どういう積もりですか?神無さん。貴女方と私達は敵対しているはずですが…」
神無「同じ劇団に所属している方が手傷を受けていたから助けました。それでは不服ですか?」
…相手の思惑はどうであれ助けられたのは紛うことなき事実。それに対して異議を唱えるのは筋違いなような気がした…しかし…
ケイ「でも私を助ければ貴女のすることをまた邪魔するかもしれませんよ?」
神無「それについてですが…あれを止めるにしてもまだ体力が完全ではない筈…少し昔話などお付き合い戴けますか?」
彼女の申し出は時間稼ぎにも取れた。しかし今の体力であれを何とか出来るとも思えない。それに彼女ならその気になれば何時でもケイの命を奪えただろう
ケイは神無の話に付き合うことにした…
続き
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