風邪パニック
by降魔師キノコマン
―劇団の朝―
ウルにも、風邪が流行っている。
町中を見ると、マスクをした人々が歩いているのを見かけるだろう。
ガ-ラ様の魔法薬を求め長い列ができている。
もちろん、王劇とて例外ではない。
リセル「シグさん、今日、休みなんですか?」
フィアラ「お兄ちゃんちょっと風邪引いちゃってね、起きられないの」
アリル「後でお見舞いに行くね。」
そう言うとアリルは、買い物に出かけた。
サーナ「シグ、どうしたにゅる?」
フィアラ「お兄ちゃんちょっと風邪引いちゃってね、起きられないの」
ポチリーナ「そうなんでちゅか、大変でちゅ!お見舞いに行かないとでちゅ」
サーナ「よ-し!シグお見舞い大作戦にゅる」
そう言うとサーナ達は出ていってしまった
フィアラ「お兄ちゃん無事だと良いけど。」
―商店街―
シグのために商店街に買い物に出掛けたアリル、沢山の屋台の中からシグに合ったリンゴを探すためだ。
リンゴが山盛りに積まれている、商店街いつもの光景だ。
アリル「風邪と言ったら、リンゴです!シグさんにリンゴを剥いてあげれば、シグさんの心はきっと。」
おばちゃん「リンゴ10個だね、最近、風邪が流行っているみたいだね、気を付けるんだよ。」
―天界にて―
そのころサーナは、天界に居た。
サーナ「この、ハリセン本当に効くにゅるか?」天使商店街の怪しいお店で買い物をしているサーナ
おじさん「この、ハリセンは『治癒のハリセン』って言ってね、天界でもなかなかの品だよ、こいつで殴れば風邪なんて、ぶっ飛んじまうよ。」
サーナ「じゃ、それにするにゅる。」
おじさん「ただし、注意が必要だよ…。」
サーナ「わかったにゅる、シグなら大丈夫にゅる人待たせてるから急ぐにゅる。」
サーナは、ハリセンを買って下界に帰っていった。
―お見舞い・ガイ編―
シグの家には、シグの風邪を心配してガイがお見舞いに来ていた。
ガイ「頑張って、早く治すでござるよ、シグ殿良いものを作ったでござる。」
そう言うとガイは台所の奥から鍋を持ってきた。シグ「これは何ですか?」
ガイ「古くから東の大陸に伝わる、玉子おじや(お粥、雑炊)と言うものでござる、米をやわらかく煮ていて病人にも食べやすいのでござる、これさえ食べれば風邪なんか吹っ飛んでしまうでござる。」
シグ「ガイさんありがとう、ゴホゴホッ!」
ガイ「拙者はこの辺で帰るでござる、お大事に。」
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