雨の日に1
byキノコマン
―雨の日の二人―
梅雨のある日、外では雨が降っています。
ミーミャ達はなんだか浮かない顔です、どうしたのでしょう。
ミーミャ「最近、雨が多くなったにゃ、外で遊べないにゃ。」
マーシャ「つまんないにゅ。」
ザウエル「だったら、長靴と傘を持ってくといいよ。」
ミーミャ「ザウ、ありがとにゃ、これで外で遊べるにゃ。」
マーシャ「マーシャもにゅ。」
二人は、元気よく雨の中外に走っていきました。
ザウエル「まるで、「長靴を履いた猫」だな。」
―森の中―
ミーミャ達は、傘をさして森に出掛けました。
葉っぱの裏にカタツムリを見つけたみたいです。
ミーミャ「マーシャ見るにゃ、葉っぱの裏にカタツムリが居るにゃ。」
マーシャ「凄いにゅ、カタツムリにゅ、持って帰りたいにゅ。」
ミーミャ「ラン姉ちゃん、びっくりするにゃ!」
マーシャ「びっくりするにゅ!」
カタツムリを手に取りました。
するとなにやら、茂みの方で音がします、何の音でしょう?
ミーミャ達は隠れました。
ミーミャ「静かにしてるにゃ。」
マーシャ「静かにしてるにゅ。」
ミーミャ達の横を3mほどの巨大カタツムリが通り過ぎていきました。
ミーミャ「このカタツムリ、さっきの巨大カタツムリの子供かもしれないにゃ。」
マーシャ「そうかもにゅ、戻しとくにゅ。」
二人は、小さなカタツムリを戻して劇場に帰っていきました。
―宿舎―
ミーミャとマーシャが慌てて宿舎に帰ってきました。
ポチリーナ「どうしたでちゅか、そんなに慌てて。」
ミーミャ「ポチリーナ聞いてにゃ!」
マーシャ「聞いてにゅ!」
ミーミャ「森の中でこ-んな大きなカタツムリを見たにゃ!」
ミーミャは大きく腕を広げました。
マーシャ「こ-んなにゅ!」
マーシャも大きく腕を広げました。
ポチリーナ「きゃはははっ!(*^▽^*)そんなの居るわけないでちゅ。」
ミーミャ「居たもん!」
マーシャ「居たもん!」
ポチリーナはふと何かを思い出したようです。
ポチリーナ「そう言えば、森の中にカタツムリの石像があったでちゅ、雨の日には動くと言う噂があるでちゅ。」
ミーミャ・マーシャ「石像が動く!!!」
ポチリーナ「そんなに驚くことじゃないでちゅ、スト-ンゴ-レムやガ-ゴイル、ロックマンだって動くでちゅ!」
ミーミャ「リナ、行って確かめるにゃ!」
マーシャ「確かめるにゅ!
(*^_^*)ノ」
<続く>
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