【シャウラ改造計画】
by 女騎士グレイス

ーシャウラ改造計画二日目の巻ー

一行はシャウラを引っ張りながら宿へ向かった。
一日目の夜だった。
そして明けて、二日目。

シャウラ「おい! なぜ私をロープで縛る!? しかも厳重に…!」
そんなシャウラを無視して…
スラスト「えーこれからシャウラ改造計画を始めます」
歓声と拍手がまき起こる。
スラ「それでは意見ある人ー」
子供達「いつも表情が恐いー」
拍手が起こった。
シャウラ「おい!」

シーナ「以前、私に付き合ったことあるでしょう? 顔のやつ…」
シャウラ「ああ。私の顔がどこまで老けているか最新の機械で調べるとか言っていたな…それで結果は? 今更だが」
シーナ「ハイ…まず細密に調べた結果ー、六十歳位ですね。顔の年令は。頬の筋肉が信じられないほど衰えて…ああ、あれを見ると……! (パタッ)」
気絶した。
シャウラは「ふーん」
と漠然としか聞いておらずロープを外そうとしている。周りの人達は呆然としていた。

スラ「あ…後ほっ…他は…」
一同がほぼ同時に、「服装に問題あり! ! !」
と答えた。
その直後、(ゴキィ! ペキポキ! グキィ!シュルル‥ドサァ!!)
シャウラは関節を外してロープから降りた。そして「うぅ…」と痛そうに関節を直した。
そして何かを呟いていた。
「…クソッ…この私が父上が生きているということを見抜けなかったか…不覚…(正気になり)ああ悪
い。抜け出させてもらった」

シャウラは余裕の表情で言い放ったが、しかし体はそうでもないようだ。彼女は体慣らしを始める。
ふと見ると右腕に何かが巻き付かれていた。
剥がして広げると一枚の手紙。
オーバーがそれを興味本位でひったくった。

オーバー「なになに!?
…歌劇団の諸君。シャウラパパことシャドルークからの有り難ーいヒントだよー
…って字ぃ下手! 読みにくぅっ! さらにそこから下がすっっげぇ雑なんだけど」
シャウラが貸せと手紙を引ったくり読む。

「…どうだ? 苦戦しているか? 当たり前だろう。
そこで俺からのヒント! …
一つ。
我が娘は黒以外着たことが無い、
一つ。
体系はどっちかというと男系。
一つ。
笑わないから…あーイウエオアイウエオアイウエオーー的な感じだろう。
あれ? 意味不明かー。
まあ想像しろ。その辺は。
てな"分け"で。あれ"分け"だっけ? 沸け? まあいいか…せいぜい頑張れ…
…てな"訳"…だろう? 父上」

シャウラは呆れながら
「父上の字は天然暗号なんだ。うまく書こうとしたみたいだが」
とため息混じにもらす。

―ヒントが出てきて急展開しようとする改造計画。果たして成功するのだろうか?
三日目以降請うご期待! ! ! ―

シャウラ「…どこのテレビ番組のオチだ! !」

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