【シャウラ改造計画】
by 女騎士グレイス

--シャウラ改造計画六日目--

―宿屋。
スラスト「あー。もう六日目…」
オーバー「なんかもう間に合いそうに無いんだけど」
四日目の出来事で傷を負い疲れ果てた一行。
五日目は全員回復と治療のための休養を余儀なくされた。

一方半壊した洋服屋の前…身の丈だけで明瞭な区別がつく三人が立っていた…

大柄の男「うわ…凄ッス…」
中柄の男「んの馬ッ鹿やろースゲー跡じゃねーかよ…んでお前さァ、あいつらに会うって?」
小柄の男「ウル…歌劇団…場所…掴んだ」
中柄の男「わかった、わかったから」
中柄の男「わかった、わかったから」
大柄の男「んじゃテレポート宜しくッス」
小柄の男「…(コク)」

三人は一瞬で消えた。
宿屋では…

オーバー「…ほらさぁそんな沈んでないで何かしようじゃないか!そーやっても意味ねーし」
アルト「お前にしては良い発言だが…」
セレスティ「……(フゥ)」
オーバー「だがって何だよ!」
(ピュゥゥゥーーーーー)
オーバー「んあ?」
<バキィ!ベキィ!ドシャッ!!>

突如三人の男達が落ちてきた。

大柄の男「痛っー」
小柄の男「ミスッた…」
団員達はあんぐりと口を開けて見ていた。

中柄の男「ここで良いのか?」
大柄の男は立ち上がり周りを見渡す。そしてシグの手を握った。
大柄の男「あんたが団長ッスか!よかったー」
シグ「えっ!!? つーかデカっ…って俺は…」
大柄の男「これで事件解決ッスね」

小柄な男が大柄の男の方にかざすした手を上に上げると、大柄の男が宙に浮く。
小柄な男「そいつ…迷惑…思っている」
腕を振ると、でかいのは後の方へ投げ飛ばされた。

大柄の男「痛ってーーー!!何するんスか!!?」
小柄な男「常識…だから敬意払い自己紹介」
中柄の男「よくわからんがいいぜ!やろ!」

空色の縁無しの長衣を着て頭巾を目深にかけ青の手袋と帯を締めた小柄な男が進み出る。
シャドフラット「…フラット…シャドフラット…ト言ウ」
中柄でカウボーイを思わせる服を着帽子を目深に被った男が出る。
シャドホース「ゴメンネー。フラットノヤツ…言語能力ガ欠ケテルンダヨーーマア、オレガシャドホースッテユーンダー。ヨロシーー!」
大柄で全身鎧に身を包んだ暑苦しい男が出る
シャドタイラー「オレガシャドタイラーッスヨ!ヨロシク!
後モウ一人イルンスケドソレヲ含メ、詳シイ紹介ハ、コントカ追加設定デヤルカラ。ソコントコヲヨロシクッス!」

シャドフラット「本題…入ル…ソコノ茶髪ノ…女? …シャーズ…?」
スラスト「あたしの事!? (何よ女に? を付けて)」
フラット「…悪イ…不信感持タセタ…ソレデ…後何日? …期限?」
シグ「後一日」
フィアラ「だから焦っているのよー」
ティアリース「ねー!」
ホース「ソーダロート思ッテサ。服。買ッテキテヤッタンダヨ!」
団員一同「え゛っ!?」
タイラー「後ハ、シャウラヲ捕マエルダケ。」
フラット「…シャウラ…捕マエル…オレニ…ヤラセテ…」

ガイデル「拙者が見るかぎり今日は一度も見てはおらぬがどうするのでござるか?」
シャドホースがガイデルの肩をポンと叩く
ホース「ヘーキヘーキ。シャウラ行クトコフラットカルークノ旦那ダケシカ知ラナイ…」
タイラー「マア、ルークハ過度ノ親馬鹿ダッテユウノヲオサエテクレッスヨ? イイ?」
一方屋上…

フラット「何…フテテイル?」
シャウラ「…!!フラット!?」
フラット「ドウシタ? ラシクナイ」
シャドフラットはシャウラに一連の騒動を伝えた。
シャウラ「……」
フラット「ソンナ沈ムナ…アイツ…謝リタイ…イッテタ…」
シャウラ「…そう…」
シャウラ「…そう…わかった…行く…」
期限は後一日。
間に合いそうだが、予想外の展開が待つ?

シリーズ物語シャウラ改造計画。次回感動の親子対面を乞うご期待?

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