-シャウラ改造計画七日目-
by 女騎士グレイス
シャウラ「なっ…何だこれは…!」
青のロングスカートに白のノースリーブ…以外に似合っていた。
シャドタイラー「似合ウ似合ウ! 最高ッスネ!!」
シャウラ「さ・て・は! 貴様等が吹き込んだな! !」
シャドホース「マアマア…ルークノオヤッサンヲ仕置キスルタメダッテェノー! シナクテモイインカ? ナァ…ソコノ…誰?」
シャドフラット「…スラスト…オレノ…アンテナ…ソウ察知シタ」
ホース「…被害総額ハ?」
スラスト「えーと…舞台一つ、小物を幾つも壊しているから…大体…万を越すよ? あとルークだか言う人に修理させてもらうから」
あとルークだか言う人に修理させてもらうから」
フラット「シカシ…アイツ…マダ動ケナイ…正月…明ケナイト…無理」
スラスト「え゛っ! ?」
スィン「それよりもさっさと山いかねぇか?」
ホース「俺タチ近道ヲ知ッテルンダー!」
スィン「何っ!! ?」
ホース「テレポートダヨ! テレポート! フラット! 大丈夫?」
フラット「目測…ハッキリシテル…カラ余裕……(ブツブツ)…テレポート!!」
気が付くと一日目に上った山の獣道にいた。
ホース「サーテ! 俺等ノ援護ハココマデ…バレルト恐イシ?」
フラット「シャウラ…父親ノ前デ硬イ表情…見セルナ…」
シャウラ「これで普通なんだけど」
フラット「ウーン…………」
タイラー「(小声)アノサ…シャウラトフラットッテ…(ヒソヒソ)…ダッタンスヨー!」
一同「…マジ! ?」
フラット「…マア…営業スマイル…デモ見セテオケ…団員達…シャウラト供ニ…イクトイイ」
一行は三人のシャドウを残し獣道へ…獣道を抜けるとやっぱり墓標があった。墓標の上に人らしき者が腕と足を組んで座っていた。こちらに気付き振り向く。
シャドルーク…彼が一人で待っていた。
ルーク「ヘェ…期日前ニ来タンダ…デキナイト思ッタノニ…誰ダイ…助ケテクレタ人ハ? 言ッテミナ…」
オーバー「てめえの仲間さ!」
ルーク「フッ…ザケンナー!! 俺ノ連レニソンナコト言ッテネェ!! …エクスプロー…」
急に呪文を止めた。シャドルークとオーバーの間、ややオーバー寄りにシャウラがいたせいか。ルーク「…ッ! …マアイイカ…今回ハ団員方ノ勝チダ。デモアキラメハシナイ…シャウラ、イイ仲間ヲ持ッタジャナイカ?」
シャウラ「……」
ルーク「スラスト嬢。ソノ他。動ケルヨウニナッタラマタ来テヤロウ…。シャウラ…チョットオイデ…」
シャウラ「…?」
ルーク「イイカラ」
シャウラ「……」
シャドルークがシャウラの耳元で囁く。シャウラの目が涙に濡れる。
ルーク「団員達…サッサト行キナ…モウ用ハナイダロウ?」
一行は下山したその後でシャウラがうつむいていた。
「…ゴメンナ。今マデ隠シテイテ…」
父シャドルークが耳元で囁いた言葉がまだ残っていた。顔をやや上に上げ少し笑顔を覗かせ、軽い足取りで歩いていった。
―追加文1歌劇団内―
ザウエル「スラストー、シグー皆どこへ行ったんだ?」
―追過文2、山―
ルーク「イイ加減アイツヲ探サナイト…」
タイラー「"シャドライト"ッスカ? デモ、相変ワラズ似合ワナイ名前ッスネ!」
ルーク「アア!」
-終-
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