花火大会の夜 前篇
     byキノコマン

―事務室―

花火大会が近くあります、王劇のメンバーも忙しくなります。
事務室では大会の打ち合せが行われている、打ち合せといってもたいしたほどのことはないが。
ザウエル「もうすぐ花火大会だな、今回も飲み会か。
☆ヽ(▽⌒*)」
スラスト「いい!団長、スポンサーの方々と雑談して仕事を沢山貰えるように頑張るのよ。ヽ(*`△´)/」
ザウエル「えー!o(>_<)o」
ネオ「団長、頑張ってくださいね。(^ワ^*)」
スラスト「あなたは私とエール持って席を回るの。
ヽ(`△´)/」
ネオ「えー!(ノд<。)゜」
スラスト「失礼の内容にね。
d(*^∇゜)/」

―花火職人の家―

町外れに花火職人の家がある、ポチリーナ達は注文の品を取りに行った。
ポチリーナ「頼んでおいた花火はできたでちゅか?
(*^ワ^)」
おやじ「できとるよ、本当にあんなでかいの上がるんかいのぉ。(゜□゜;)」
ティアリース「できるとよ、本当にあんなでかいの上がるんですよぉ。d(*^∇゜)/」
おやじ「真似せんでええぞ。(__;)」
アミアン「もう馬車の準備できてるよ、早く持ってこうよ。(*゜ー゜)」
アミアンは荷台に越しかけて足をプラプラさしている。

―謎の研究所―

ここはウルの街の中のどこかにある、シーナ研究所である。
今日もどこかで花火打ち上げ装置を研究している。
シーナ「あの大きさだとこのくらい大きくなくちゃね。('∀'●)」
シヴィル「特上の爆発石を持って来たぉ。(*^ワ^)」
※取り扱いに注意しましょう。

―劇場―

劇場の楽屋裏、剣と舞が話している。
剣「なあ、サーナとニコ君、悪美ちゃんはどこ行ったのかな?(・・?)」
舞「さあ?何処行ったんでしょう、居ないと静かですね。(;^ワ^)」
シグ「天界に行くって言ってたぞ、ポチリーナとサーナが居ないと平和だな。
d(*^∇゜)/」

―舞台裏―

舞台裏でアルトとオーバーが話している。
オーバー「花火大会の日は劇場休みじゃないですか、良いアルバイト無いかな?
(・・?)」
アルト「あるぞ、広場に焼き肉屋の屋台が出るんだけどアルバイト募集してたぞ行ってみろよ。(*^ワ^)」
オーバー「焼き肉屋か…。
(*゜ー゜)うーん」

―天界―

今から少し前の天界、その下町に天使街があります。普通なら魔族が天使街にすら入れません。
サーナ達が行くと入り口に天使兵に止められた。
天使兵「ちょっとまて!そこの後ろの奴らは魔族だろ、誰の許可を貰っている。ヽ(`△´)/」
サーナ「サーナの友達にゅる、通すにゅる。d(*^∇゜)/」
天使兵はニコ君と悪美ちゃんを見ている。
サーナ「ニコ君と悪美ちゃんは私が保障するにゅる。
(^ワ^*)」
後ろから上司らしき天使長がやってくる。
天使長「その人は良いんだ、しかし必ずこの許可証を天界に居る間身に付けて下さいね。(*゜□゜)ノ□」
サーナ達は天使街に入って行った。

―広場―

リーンとレミルが廊下で話している。
リーン「花火大会の警備ってこの辺でやるんですよね?(゜□゜*)」
レミル「この辺で警備だ!警備だ!警備だ!(*^ワ^)」
リーン「何がそんなに面白いんですか?(^ヮ^;)」
レミル「リーンは、正義を貫きたいとは思わないのか!困っている人を見かけたら助けたいとかさ。('∀'●)」
リーン「私達は劇団員で正義の味方じゃないですから。(;^_^)」

―花火大会の日―

そして花火大会の日を迎えました、大会会場ではリハーサルが行われている。
ルリは、台本を手にリハーサルをしている。
ルリ「ここでゲストのフィアラさんを紹介すれば良いんですね。(*゜ー゜)ふむふむ」
フィアラ「なるほど、そこで紹介されるんですね。
(^ワ^*)」
ルリ「質問は秘密ですよ、答えは本番で答えなさい。
('∀'●)」
フィアラ「ハーイ。d(*^∇゜)/」

―打ち上げ現場―

打ち上げ現場に花火屋のおやじとシーナさんシヴィルそして、花火を運んできたポチリーナ達。
おやじ「こいつはでかいのう、こいつなら上がるかもしれないぞ。(^∀^*)」
ポチリーナ「上がるのが楽しみでちゅ。☆ヽ(▽⌒*)」
ティアリース「大きな花は夜に咲き天を覆う、人々は見上げその大きさに目を奪われる。(゜ワ゜*)」
シヴィル「綺麗に上がると良いぉ。(*^▽^*)」

―そして夜が来る―

そして夜が来る、花火大会の夜が来る。
街の中は広場に多くの露天商が店を出し肉が焼かれ良い匂いがしている、炒め野菜の盛り合わせ、中には他の地から訪れた武器屋、怪しい薬屋、誰が買うのか人体模型、船乗りなら買わなきゃそんだよ魔法のオール二人でも巨大な帆船が動かせるっていう代物さ、まあ信じるかどうかはあなた次第ですけどね、偽物には注意ですよ。
商店街の一角に花火大会スポンサーが集まる店があります。
沢山のスポンサーの中に歌劇団の団長ザウエルの姿も見えます、スラストはエールをついでまわりながら歌劇団を宣伝してまわります。
ドーンという音ともに最初の花火が上がります、人々は空を見上げましたがすぐに雑談に戻ります、本格的に上がるのはまだまだこれからです。

<続く>

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