雪だるまパニック1
by キノコマン
―雪の街―
ウルの街中にも雪が降り積もっています。
昨日は街の中に何も無かったのに最近、次々と雪だるまが増えてるんですよね、誰が作ってるんでしょうね?
悪美とサーナが魔法薬の買い出しに向かっていた。
魔法屋では巻物や薬草が売られています。
まさに怪しい薬が沢山売られています、サーナは小瓶に入ったイモリの黒焼きや温泉バットの羽、巨大蟻の足などを見て回ります。
本棚には魔法薬の調合辞典などが並んでいます。
悪美は魔法辞典を立ち読みしています。
悪美「サーナ先輩、ここに書いてあるゴーレムの作り方に書いてあるお札売っているのでしょうか?
(゜ワ ゜*)」
サーナ「売ってるにゅるよ、面白そうにゅる。
(*^皿^)」
悪美「雪でも作れるんですか?(・・?)」
サーナ「スノーゴーレムにゅる、ますます面白そうにゅる。(´∀`)」
二人はゴーレムのお札を買って帰ることにしました。
サーナは劇場に着くやいなやポチリーナを連れて出ていきました。
悪美はゴーレム作りを手伝ってもらうためにターマラの所に行きました。
ターマラは自室からゴーレムの作り方が書かれた本を持ってきました。
ターマラ「ゴーレムなんて何に使うの?あんなの大きくてごっついだけでしょ。
(*゜□ ゜)」
悪美「小さなかわいいゴーレムだって作れますよ。
(^_^*)」
ターマラ「素材は何を使うの?鉄とか石は加工が難しいからダメよ。( ̄〜 ̄;)」
悪美「雪です。(´∀`)」
ターマラ「あんた雪だるまでも作るの?そんなの最弱じゃない。(*^ワ^)」
悪美「別に戦うわけじゃないですから。(^▽^*)」
二人は外に出て雪を掻き集めました、雪で女の子の雪像を作りましたお札を中に入れます。
呪文を唱えると女の子はむくりと立ち上がりました。
悪美「完成です、劇団のお手伝いをお願いします。
(*^□゜)」
スノーゴーレムは劇場の中に入っていきました。
ターマラ「名前は何て言うの?(・・?)」
悪美「雪ちゃんです。
(*゜∀゜)」
雪ちゃんは働き者です、ペンキを運びます。
台所で食事を運びます、お皿を運びます、スプーンを運びます。
何も言いませんが色々やります、雪ですから。
悪美「雪ちゃん頑張ってますね。(*^ワ^)」
スラスト「雪ちゃんは雪なの春には溶けてしまうのかしら?いつか別れなきゃいけないのよ。(゜□゜;)」
悪美「わかってます。
(;>□<)」
ターマラ(ここは春になるけど世界は広いよ。
(;゜□゜))
ところで、サーナ達はどうなったのでしょう?あれあれ…。
−続く−
次の作品
前の作品
アーカイヴ
王劇TOP
歌劇団ニュース
コント
外に出る