メイド戦闘記3

by キノコマン




―店内―
 
メイドカフェの中から激しい音が聞こえます。
ネレイア「貴方にご主人様と言ってもらえる資格があるのかしら。
体力測定です、かかってきなさい!
(*`゜▽゜)」
ネレイアはメイド服にホウキと塵取りを持っています。
ホウキは木でできた普通のもの、塵取りは青い鉄でできた用務用の普通のものです。
男戦士はロングソードを身につけています。
男戦士は大降りで剣を振り回して襲い掛かります。
戦士の剣をネレイアはひらりとかわす。
剣が当たりそうになったかと思えば塵取りで弾き返す。
戦士の隙をつき腹部にホウキの柄の部分を使った強烈な一撃が繰り出される。
戦士は膝をつき倒れた完全に戦士の負けである。
ネレイア「貴方にご主人様を名乗る資格はありません。
鍛えて出なおしてきなさい!
(*゜□゜)」
戦士はすごすごと店から立ち去った。
それを見た何名かの客が立ち去る、腕に自身のある者達が残り試験は再開される。
そこにスィンが入ってくる。
スィン「俺が一番乗りだぜ!
(`゜∀゜)」
スィンは入って来るなり剣を抜いてネレイアに向ける。
ネレイアはホウキと塵取りを構える。
ネレイアはスィンの攻撃を紙一重でかわす。
ネレイアのホウキがスィンの顔面をかすめる。
一進一退の攻防が5分近く続く今までで一番の長時間である。
スィンの攻撃で塵取りが弾き飛ばされる。
勝負あったかと思われた時、ネレイアはホウキをスィンのみぞうちに突き刺していた。
スィンはもんどり打ってその場に倒れる。
ネレイア「良いでしょう、第一関門突破です。
(^ワ^*)」
スィンは次の関門に進んだ。
奥の部屋に通されるとメイドさんがペンとA4くらいの紙を持って立っていた。
メイド「次は、帝王学と経済学の筆記試験です。
それぞれ40点以上で合格です。
('∀'●)」
スィン「何じゃそりゃ!
( ̄□ ̄;)!!」
メイド「ご主人様にはそれくらいの教養がありませんといけないとネレイア様が申しておりました。
(*^▽^)
ちなみに次は雑学の試験ですよ、教養と同時に雑学にも精通していないといけません。
(*^ワ^*)
話のネタなどでランダムに選ばれた5人のメイドの内3人を、『ヘェー』と5連続で言わせることが出来たら合格です。
('∀'●)」
スィンは筆記試験で落ちてしまった。
ネレイア「100人以上居て合格者はたったの3人情けないですね。
(`゜▽゜)」
この試験はネレイアが帰るまで続けられた。
その間の合格者は50人にも満たなかったという。



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