『女装狂詩曲、第一幕』

ティ「ねぇ、シグさんって二十代後半なのに、なんであんなに綺麗かな?」

アミ「言うなら、美人って言葉が似合うよネ」

フィ「……お兄ちゃんは、一応男なんだけど(汗)」

と、ティアリースとアミアン、そしてシグの妹のフィアラは、最近痛い目に遭いっ放し(半分は自己責任)のシグについて話していた。

アミ「あんだけ美人なら、女子更衣室に入ってもばれなかった訳だ……あっ」
ふと、何かを思いついたアミアン。
「あのさ、お兄さんに女装させてみない、フィアラ?」

フィ「ええっ!? 女みたいだとか、私にお兄姉さんって言われるのが嫌だって言っていたのに、そんな事言ったら、絶対怒りますよっ(汗)」

アミ「う-ん、やっぱり駄目か」

ティ「お兄姉さんって付けようと思っていたのに……」
ティアリースだけ場違いな発言をする。
その時。

ザウ「……中々面白そうな話ですね」
と、ザウエルが声を掛けた。

一同「団長っ!?」
ずっと後ろで聞いていたザウエルに気付かなかった為、びっくりする三人。
ザウ「……さて、久々に実行しますか」
一同「久々って!?」

この時、フィアラは(これ以上兄を不幸な目に遭わせないで)と、神に祈ったが、その願いは神の耳に今回は、聞き入れられる事は、なかった。

閉幕

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