長編コント「ミーミャとマーシャのはじめてのおつかい(+ルファもこっそりいっしょ)!」 第一話:

王立歌劇団・ミーミャ&マーシャの楽屋にて

サーナ「ねぇねぇ、ミーミャ、マーシャ。ちょっと買ってきてほしいものがあるにゅるよ」

ミーミャ「え? 何が欲しいのにゃ?」

サナ「えっとね-、サーナ、ちょっと大事な魔法の薬を作りたいんにゅるけど、その肝心の材料が足りないにゅるのよ」

マーシャ「その魔法の薬の材料って、いったい何なのにゅ?」

サナ「それはちょっと言えないにゅる。とにかく、何の材料を買ってくるのかはこのメモに書いてあるにゅるから、急いで行ってきてほしいにゅるる-♪」

ミー「え-!? ミーミャとマーシャはこれからルファと一緒に遊ぶ約束があるんにゃよ-!!」

マー「そうだにゅ!
サーナの頼みごとなんかにつきあってるヒマなんかないにゅ!!」

サナ「あっ、そうにゅるの……残念にゅるね-。もしおつかいに行ってくれたら、ごほうびにお礼に二人にも特別に魔法の薬を飲ませてあげるにゅるのになぁ-。しかも、甘くてとってもおいしいにゅるよ-♪」

ミー「にゃに-!? ホントにその薬、飲ませてくれるのにゃ?」

サナ「サーナは絶対に嘘つかないにゅるよ。だから早くおつかいに行ってくるにゅるる-」

ミー「わかったにゃ! ミーミャもサーナの言うことを信じるにゃ。じゃあマーシャ、一緒に行こうにゃ!」

マー「あ-、ミーミャ-、置いてかにゃいでにゅ-!!」

サナ「……二人とも何も知らずにもう行っちゃったみたいにゅるね。 あの材料さえあれば、完璧な魔法の薬ができるにゅる。どんなのを作るかはまだ考えてないにゅるけど」

その10秒後・・・

ルファ「はぁはぁ、遅くなってごめんね-・・・って、あれ? 何でサーナがミーミャとマーシャの楽屋にいるのさ? ミーミャとマーシャはどこにいっちゃったの?」

サナ「あ、ルファ。ミーミャとマーシャなら今サーナのおつかいに行って貰ったにゅるの」

ルフ「え-!? サーナったら何てことをしてくれるのさ-!! まったく、ボクがいないとまともに行動できないっていうのになぁ・・・」

サナ「えっ? ルファと一緒じゃないと何かまずいことでもあるにゅるか?」

ルフ「まずいも何もあったもんじゃないよ! ミーミャとマーシャは「超」がつくほどの極度の方向オンチで、ボクやニコが一緒じゃないと絶対に迷子になっちゃうんだよ!!」

サナ「へぇ・・・そうにゅるか・・・って、えぇ--------!?」

・・・果たして、ミーミャとマーシャのはじめてのおつかいは無事成功することができるのか?

to be continued ……

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