『女装狂詩曲:第二幕』
執務室にて…。
シグ「…いきなり何を言う」
ザウエル「だから、またする気は無いか?と、聞いたのだが」
呆れた顔したシグに対し、ザウエルは大真面目な顔して言う。
シグ「…前に言わなかったか、もう嫌だと」
ザウ「これを見てそう言えるかな?」
パチン!
傍に居たターマラが魔物を召喚した。
ぞぞぞ-っ!
大百足である。
シグ「むっ、百足ぇぇぇぇ!?」
怯んだシグの隙をみて後ろからランが。
ゴスッ!
それは見事としか言いようない綺麗なバックドロップをかました。
ザウ「……(汗)」
ラン「ど-したんだ、団長?」
ザウ「いや、彼は西方で俺と共に伝説と呼ばれた傭兵なのだが、昔より、明らかに弱くなっている気がするんだが(汗)」
ラン「……(汗)」
ザウ「…先が思いやられる」
所変わって、衣装部屋。
シグ「…ぐ、…頭が…痛い…」
神無「あらシグさん、お気付きになられました?」
シグ「…て、神無じゃないか、なんで俺…!?」
そう言ったシグ、自分の声が変な事に気付く。
「…なんで女みたいな声に?」
そして、自分の姿を見て気付く。
シグ「…な、なんじゃこりゃぁぁぁぁっ!?」
その筈、シグは女性の服を、チャイナドレスを着せられていたのだから。
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