『アルトVSオーバ-十番勝負! 第4戦』
(by どらそ)
―今日はバレンタイン当日…―
宅配人「お届け物で-す。…今年も凄いですよ-」
スラスト「は---い…って、何じゃこの数!!?」
宅配人「去年の2倍近く有りますからね-」
…その頃、王立劇場2階では…
オーバ-「うをっ!?何つ-数の馬車だ!?」
アルト「今年はお前を筆頭に人気団員が増えたからな。ま、当然の結果だ」
ツルギ「噂には聞いていたが…、これは凄いな」
ガイデル「壮観でござるな」
ニコ「あ、おねに-さん」
スラ「ふう…、やれやれ」
シグ「今年はどうだった?」
スラ「やっぱりアルトと団長が大体だったけど…、意外な事に」
一同「意外な事に?」
スラ「オーバ-!あんたのもかなり多い!」
一同「何ィィッ!?」
アルト「…それは意外だ」
オー「本当スか!?姐さん!」
スラ「ああ。単純な数で言って、あんたとアルトと団長で6台ずつ、他が残りの4台だ」
アルト「ならば…、オーバ-よ」
オー「あん?」
アルト「前振りが異様に長くなったが…勝負と行くか」
オー「…受けて立とう!」
―数時間後、舞台上―
オー「…こうして見ると、本当に凄い数だな」
アルト「…数えるのにどれだけ時間かかるやら…」
―更に数時間後―
オー「…や、やっと数え終わった…」
アルト「い、いくつあった…?」
オー「…16412個だ」
アルト「何っ!?俺より5個多い!?」
オー「やった!今回は俺の勝…」
…と、その時。
憐「おお、アルト!此処におったか!今年こそわらわのちょこを受け取ってたもれ---!!」
と、その手に抱えきれない程の数のチョコを持った憐が乱入して来た!
アルト「これを合わせれば俺の勝ちだな」
オー「何っ!?そんなの有りか!?」
アルト「有りだ」
オー「…て言うか、憐様、まさかそれ、こないだの公演でやってた…」
憐「…っ! 破ッ!(SE=どうっ!)」
オー「ぐふっ…」
アルト「…今オーバ-の奴は何を言おうと…」
憐「い、いや、アルトは知らんでもよいのじゃ。では、わらわはこれで」
アルト「…?」
…この時のオーバ-の予感は当たっていた。しかしそれは憐の持って来た物だけでは無く、届いたチョコの過半数が『呪われたチョコ』だったのだ…
勿論、この後大パニックになり、暫く劇場を休む事になったのは、言う迄も無いだろう…
第4戦:アルト辛勝 対戦成績:アルト2勝0敗1分け1無効
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