【今日のお料理】1/28更新
お化け茸の巻★
チャララッチャチャチャチャン♪
チャララッチャチャチャチャン♪
チャララッチャチャチャチャチャチャチャチャン♪
「鬱蒼とした森を行くと、突然開けた場所にでる。腰を屈めて歩いていくと、木漏れ日を受け光るものが。茸だ。ぬるぬるした粘液に覆われた黄色い笠を精一杯開き、落ち葉を掻き分けて凛と立つその姿は、まるで森の‥」
「こら―!にゃんか変、にゃんか変!!にゃんかあったのおまえ!?」
「あ‥済まん、茸っつうとついな」
「好きにゃの?茸」
「おぅ、何時か茸探して山に入って、8時間迷った事もある」
「ばっかだにゃ―★栄養もにゃんにもにゃいのに。消費熱量の無駄じゃにゃい」
「それだけやっても構わん位の魅力があんだよ茸には‥従って今回は、にょ―んとか、みょ―んとか、ボタン吹っ飛ばしてヘロウー★とか一切無しだ」
「あたしがそんにゃ事ゆう訳にゃいでしょ‥にしても自分で歩き回る茸ってのもあれだにゃ」
「探すの大変でしょう、まあ喰って下さいよ♪なんて感じで健気だよな」
「いやそれは違うんじゃにゃいかにゃ‥だいぶ抵抗しやがったし」
「あ?あれ大喜びしてたんじゃねぇの? わ―い今から焼かれる―裂かれる―棒刺される―☆何つってよ」
「このさでぃすと★いい災にゃんだにゃ、あの茸」
「お前が小動物いじめんのと変わんねぇと思うがな」
「それをゆうにゃ♪ あれはあたしにとって、儀式みたいにゃもんにゃんだから」
「お食事前のか?」
「そうそう☆」
「なにが儀式だよったく‥まあいい、そんじゃ早速、料理と行くか♪っておい、死んでんじゃねぇかよ」
「うん。あたしもちょっと色々と勉強してにゃ♪ 歯応えこりこりってした方が絶対い―でしょ?」
「まあ料理法にもよるけど‥何の勉強したんだよ」
「本のにゃ前は忘れたけどお湯にお水にお湯にお水に交互に浸けたら死んだ☆」
「‥‥‥」
無言で臀部をつねる。
「にゃあああ!!」
チャン、チャン、チャンチャララララッ、チャン♪
ジャ―ン♪
拵え方★
材料に棒を刺すなり、細く裂くなりして、網に乗せて、たれを付けつつ炙り焼いて、食す。
★おわり★
★終わり★
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