【今日のお料理】1/29更新

ほっとどっぐの巻★

チャララッチャチャチャチャン♪
チャララッチャチャチャチャン♪
チャララッチャチャチャチャチャチャチャチャン♪

「ね―ね―今日はあたしがお料理の解説していい!?」
「あぁいいよ‥って何じゃそりゃ」
「紙芝居書いてきた―♪」

大きめの紙に、クレヨンで、三つ頭の動物が描かれている‥
「おぉ、なんか面白ぇな。聞かしてくれよ」
「そんじゃ読むよ―。あかいぬくん危機一髪―♪」

‥むか―しむかし。
っても今から3日位のむかし。
暗くて大きにゃ建物に、赤い犬が棲んでおりました。
頭が3個もあって、3個とも違う性格をしてたので、いつも喧嘩ばかりしておりました。

ある日あかいぬは、肛門に強いかゆみを覚え、けつを咬もうとしましたが、3個の頭がみんにゃ、自分が咬むとゆって、譲りません。それでいつものように、喧嘩ににゃりました。
さあ大変。あかいぬは、けつのかゆみもすっかり忘れ、互いの頭を咬もうとして、ぐるぐる回り始めました。
ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる―♪
すると!!にゃんとびっくり!!
あかいぬは、美味しそうにゃ、そ―せ―じに、にゃってしまいましたとさ、おしまい★

「そんにゃ訳で、ほっとどっぐの制作開始―☆」
「‥‥‥‥」
「こら―!!拍手はっ!?」
「うお―‥(ぱちぱち)」
「心がこもってにゃい!!」
「わお―★(ぱちぱち)」
「お―けい♪そんじゃ張り切って作りましょ―☆」
「まぁあれだな、結構センスいぃじゃねぇか。俺が描いてるお前の記録のイラスト描いてもらうかな」
「記録ぅ?あたしの?」
「正確には観察日記みてぇなもんかな★」
「観察‥あたしはおまえのぺっとじゃにゃいっ!!」
「そんなつもりで書いてんじゃねぇよ。見てるだけで面白ぇからさ、ある程度まとまったら誰かに見せようと思って」
「ちょっとあたしにも見して‥」
「おぅ。まだちょっとしかねぇけどよ」
「ふむふむ」

数秒後。
静かな森に、どたばた暴れる物音と、なにか器が割れる音が響き渡る。

「にゃにゃにゃ‥にゃにこれ―っ!!ふざけんにゃ―!!本当にこれ誰かに読ますつもり―!?」
「あぃたたた★んだよいぃじゃねぇかよ、何にも嘘書いてねぇだろ!?」
「にゃうううぅ‥信じらんにゃい」
「ノンフィクション作家の心得。可能な限り私情を捨て去り、事実を忠実に表現する事」ぽかっ。
「OOF!」
「にゃにがのんふぃくしょにゃりぃですか‥作家ってゆったにゃ?じゃあ今度あたしを主役に、にゃんかまともにゃおはにゃし書きにゃさい」
「いや別に作家って訳じゃねぇけどよ‥まともな話になるもならんも、全部お前の行動一つにかかってるって事忘れんなよ?」
「やりたい放題書いといて今度は脅迫とはいい度胸だにゃ★よかろう。めるへんにゃ、ふぁんたじいにゃ奴を書かざるを得にゃいようにしてやる♪」
「楽しみにしてるぜ♪」
「‥って、そんにゃこんにゃで出来ちゃったにゃ」
「焼いて挟むだけだしな。名前通り、本物の犬肉だ★お家と洞窟に持ってくか」
「でもそ―せ―じ、まだいっぱいあるよ」
「ふむ‥。パン買い込んできて街で売るか?」
「ああ―!!いいかも☆儲けたお金でにゃんか買ってもいい!?」
「儲かったらな。誰かさんが材料ばらさんかったら、そこそこ売れんだろうけど‥ゆうなよ?」
「それ不当表示かにゃ?」
「‥何処で覚えた、そんな言葉」
「にひひ♪んじゃおまえは今からお使い。ぱん買ってきてね、いっぱい☆」

数日後。

『そしてセリアは、稼いだお金で可愛いリボンを買ってきて鏡の前で付けました。あんまり似合わなかったので、鈴を付けて、首に巻いたらいい感じ』

「って、げっ。何だお前居たのか」
「てめえ‥にゃんどゆったら解んのっ!!そんにゃ風に書くにゃ―!!」
かちこちのフランスパンで一撃。

暗転。砂嵐‥

チャン、チャン、チャンチャララララッ、チャン♪
ジャ―ン♪

拵え方★
材料の解体は前出‥ソーセージの作り方。
挽肉と香辛料と調味料と卵白を、よく練り上げて、絞り袋で羊の腸に絞り入れ、適当な所で捻る。面倒でも燻したら、やっぱし美味☆

★おわり★

次の料理
前の料理
戻る
地下劇場

歌劇団ニュース
外に出る