『アルトVSオーバー十番勝負! 第2戦』

―第1戦の数分後―

オー「じゃあ第2戦、行くぞぉ!」

アル「うわ蘇るの早ッ!」

オー「落下地点に丁度ニコが居たから、回復してもらいました」

ア「…で、第2戦の内容は?」

オー「勝負に公平を期す為に、交代交代で決める、と言う事で」

ア「…じゃあ、今季節は秋、『食欲の秋』と言う事で…」

オー「大食い対決か?」

アル「いいや、逆。断食対決」

オー「…何故」

アル「ル-ルは水以外の食料を口にしたらアウトで」

オー「…いいだろう」

アル「じゃ、今からスタ-ト」

―数時間後―

神無「アルト様、オーバー様、夕食の用意が調いましたが」

アル「今断食勝負の真っ最中だから、要らない」

オー「右に同じ」

神「そうですか。ではあまり無茶をしないで、お体に気を付けて下さいませ」(SE=ばたんっ)

オー「…神無さんって、時々薄情だよな…」

アル「しかもあれで素だし…」

―1日後―

アル「1日過ぎたか…」

オー「そろそろキツいんじゃないか?」

アル「いや、まだまだ」

―2日後―

サーナ「あ、アルトにオーバー、憐とツルギがうどんを打ってくれるって言ってるにゅるが、食べるにゅるか?」

アル「…要らない」

オー「…同じく」

サー「わかったにゅる」(SE=ばたんっ)

オー「…うどんて何だ?」

アル「…さあ?」

―3日後―
(SE=がちゃ)

アル「…ん? セラ、どうしたんだい?」
アルトの部屋に入って来たセラの手には、おかゆが入った土鍋があった。
アル「…おかゆか。でも要らない…ってあれ?」

セラ「……(…ずいっ)」

オー「…え? 俺に?」

セラ「……(ずいっ)」

オー「…いや、俺よりもアルトに…」

セラ「……(ずいっ!)」

オー「…ぅ」

アル「…ぁ」

その時、2人同時にある事に気がついた。
それは、『食べなきゃ殴り飛ばす』といわんばかりに、セラの後ろで式神が拳を構えて居るのを…。

オー「…わかった!わかったよ!今回は俺の負け!」

アル「…これを『背に腹は変えられない』と言うんだろうな…」

第2戦:セラの脅しに、オーバー撃沈
対戦成績:アルト1勝0敗0分1無効

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