『王劇版!?桃太郎…侍?第二幕』
(by 来刻龍弥)
ザウエル「こうして、桃太郎と名付けられた男の振りをした女の子はすくすくと育ちました」
シグ「男だと言っているだろうが」
ザウ「お婆さん並といかないまでも結構食べる桃太郎のせいで、エンゲル係数は限界ギリギリまで上がりましたが、それでも幸せに暮らしていました」
スラスト「一言多い」
シグ「しかしその頃、都の方では鬼達が大暴れしていました」
幕が上がる
そこでは鬼の恰好をした剣にゼロ、クラフルが都の者から金品を巻き上げていた
ルリ「私の大切なネックレスー!」
ユノ「私の大切な鞭が!」
憐「わらわの大切なアルト様の肖像画を!」
ターマラ「私のネクロノミコンを!」
ポチリーナ「カヤク丼を!」
サーナ「○○を!」
一同『○○ってなんだ!?』
ザウ「……と、都の人々は自分の大切な物を奪われてしまいました」
スラ「……若干微妙な物があるな(汗)」
……そして鬼達は
剣「……今回、くじで負けたのが悔しいな」
ゼロ「がっかりするな、これも美味しい役だろ?」
クラフル「気にしてはいけませんな。さて、戻りましょう」
照明が代わり、桃太郎の住む家の中に照明が当たる
スラ「それを聞いた桃太郎は、生れついての正義感で」
ティアリース「お爺様、お婆様、これから都で悪さを働いている鬼を退治に行こうと思います!」
スィン「何を言い出すと思えば……そうだな、昔から正義感の塊で、亀を助けた事も……」
ラン「それは違う話。そうだね、桃太郎なら大丈夫だろう。これは少ないが路銀100ダルトに愛用のバスタ-ドソ-ドに力の付く団子を持って行きなさい」
と、ランから路銀の入った袋にバスタ-ドソ-ド、そして
『輝火弾虎』と書かれた、袋を渡された
流石に舞台からでは解り辛いので、セラが式を使って垂れ幕に説明を書いていた
ティア「何故、何処ぞの暴走族みたいな……」
ラン「突っ込み無用」
ティア「ちなみに今、食べては……」
ラン「あのなぁ、一応非常食なんだからすぐに食べては駄目だって。それに欲しがる奴が居たら渡してやれ」
ティア「解りました、ではっ、行って参ります!」
スィン「おう、頑張ってこいよ。ちなみにお土産は金銀財宝ドラぐぇっ!?」
スィン、ランに殴られる。
スィン「冗談だって……(泣)」
ラン「気をつけてな!」
ティア「はいっ♪」
そして、幕は下りる
そして
スラ「気のせいか、アドリブがえらく多いが?」
ザウ「気のせいですよ」
シグ「てか、誰だよ、訳解らない当て字、考えた奴は?」
ザウ「それは秘密、何故ならその方が面白いから」
シグ「……をい」
<第二幕、終了>
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