『旅は道連れ世は情け』
第2話「遭遇」
(by 戦士い ヒュ-クス)

シヴィル「てぃありぃ-、シヴィルおなかぺっこぺこだおぅ!」
ティアリース「もうちょっと我慢してね?今皆が、ご飯捕ってくるから」
舞「そうですね。剣兄様達が、沢山捕ってきてくれますから」
食事の準備をしながらティアリースと舞はシヴィルを宥める

アミアン「薪拾って来たよ-」
ポチリーナ「果物も採れたでちゅ-」
舞「ご苦労様です」
ユノ「ただいま」
ティア「お帰りなさい」
ルリ「全く。何故私がこんな、泥臭い事をしなくてはなりませんの!」
ユノ「結構楽しんでたじゃない」
ユノの言葉で顔を真っ赤にし、外方を向くルリ
ポチリーナ「収穫は何でちゅ?」
ユノ「茸等の山菜と、木の実よ」
ルリ「茸は、ぱふが探した物ですから大丈夫ですわ」

それから…
アリル「ごめ-ん、遅くなっちゃって!」
アミアン「何かあったの?」
クラフル「水汲みのついでに、魚を釣ってきたのでの」
ティア「わ!大漁だね」
シヴィル「大漁だぉ!」
舞「後は、剣兄様達だけですね」

暫くして…
剣「お-い、猪を捕まえたぞ」
スィン「しかも、かなりの大物だ!」
クラフル「ほぉ、立派ですなぁ」
アリル「今夜はご馳走だね!」
舞「後は私達にお任せ下さい」
ティア「腕によりを掛けて、美味しい料理を作るからね!」
シヴィル「楽しみだぉ!」

…食事を終え、後片付けも終わり…
クラフル「さて、今晩の当直を決めるとするかの」
スィン「はいはい!女の子と一緒希望」
クラフル「そんな事はさせんわい。お主はワシとだ」
スィン「そんな-。トホホ」
ポチリーナ「懲りないでちゅね-」
ティア「ホント…」

クラフル「後2組は欲しいのぉ…ユノ、ルリそれと、ぱふ。やってくれんか?」
ルリ「あら、私はそんな事しませんわよ?」
ティア「ぱふも無理みたい。シヴィルの抱き枕と化してる(汗)」
クラフル「う-む…」
ユノ「皆があなたに期待してるのよ、ルリ?とても優秀なあなたに…」
ルリ「…そ、そう?お-ほっほっほ!私にお任せなさいっ!」
ユノ「根が優しくて助かったわ」
スィン「た、単純(苦笑)」
クラフル「後は…」
スィン「剣と舞夫妻でい-じゃないのか?」
剣「ブッ(飲んでいたお茶を吹き出す)何、言いだすんだ!」
舞「もぅ、剣兄様ったら…」
慌ててお茶を拭き取る舞
剣「…やけに、嬉しそうだな?」
舞「だって、夫妻って」
剣「あ-、はいはい…」
動揺しまくる剣を見て…
ティア「指輪まで送ったんだからい-かげん、そうゆう事馴れれば良いのに」
ポチリーナ「でちゅ」
呆れる2人
剣「こればかりは、どうも…な」
アミアン「それよりも、ボク達は見張りに立たなくてい-の?」
剣「こんだけ居るんだ。良いんじゃないか?」
クラフル「そうだの」
アミアン「じゃ、お言葉に甘えて」

その夜、モンスタ-や山賊等の襲撃はなかったが、珍事件が1件あった
女性陣の周りに設置していた罠に、夜ばいに来たスィンが、引っ掛かっていた!(何時もの事か…)
その日の馬車の中には、スマキにされたスィンが女性陣に囲まれ、弾劾されていた
舞「スィンさん、今日という今日は、本当に…」
ルリ「見損ないましたわ!」
ユノ「恥を知りなさい…」
ティア「お姉ちゃんに言い付けてやる!」
ポチリーナ「不潔でちゅ!」
アミアン「類似の悪口」
アリル「えい!」
スィン「えい、お-!」
女性陣「反省の色がな-い!」
御者台から声が掛かる
クラフル「皆、すまんのぉ。ワシが目を離したせいで…」
ティア「クラフルさんは悪くないです!」
ルリ「自業自得ですわ!」

その時、剣が隣のクラフルに声を掛ける
剣「クラフル、あれ!老人が倒れている」
馬車を停めて、飛び降りる剣達
クラフル「ご老人!大丈夫ですかな?」
老人「あ、すみません。持病でして…薬飲んで休めば治りますので」
ティア「でも、こんな所じゃ危ないですよ?」
剣「馬車に乗せよう。俺は外、歩くから」
クラフル「それが良いですな。宜しいかな、ご老人?」
老人「でも、ご迷惑では…」
舞「困った時はお互い様です。お気になさらずに」
老人「ありがとうございます。あ、申し遅れました。私、ゼクスと申します」
剣「こちらこそ申し遅れました。我々は王立歌劇団の者です」
ゼクス「ほぅ、あの有名な。お噂はかねがね…」
舞「ありがとうございます」
クラフル「ゼクス…おぉ、あのご高名なゼクス画伯ですな」
ゼクス「恐縮です」
シヴィル「じぃ-じ、早く乗るだぉ」
ティア「シヴィル、初対面で失礼でしょ」
ゼクス「いえいえ、構いませんぞ。可愛いお嬢さん、お邪魔します」
ゼクスが馬車に乗り込むと、スマキにされ転がされたスィンに気付いた
ゼクス「あの、この方はいったい?」
アリル「あぁ、気にしなくて良いです(キッパリ)」
アミアン「置物だと思って下さい(ドキッパリ)」
ゼクス「はぁ…」
舞「あ、剣兄様。私も歩きます」
クラフル「皆、乗り込んだかの?」
一同「は-い!」

ユノ「ところで、ゼクスさんはどちらに向われるのですか?」
ゼクス「この先の山間にある村です」
ユノ「それでは、その村までお送りしましょう」
そして、再び馬車は街道を行く…次回「真実」刮目して待て!
スィン「俺は何時迄このままなんだ-!」(知らん)

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