『王劇版!?桃太郎…侍? 第六幕』
(by 来刻龍弥)
スラスト「中々だったな、二人共」
スラストはアリルとゼロを誉める
しかし、シグは
シグ「次、犬のアミアンと黄鬼のクラフルの対決」
少し投げやり気味だった
アミアン「今日こそは一本取るからね」
クラフル「お手並み拝見とまいろうか」
シグ「……ファイト!」
数分後。
アミアンは手堅いクラフルに苦戦を強いられていた
クラ「どうした?お前さんの攻めはそんな物ではない筈だが?」
アミ「……じゃあこれで……どう!」
アミアンは勝負に出た
だが……
アミ「!?」
一瞬の出来事で何が起きたのかが解らなかった
アミアンの後ろにはいつの間にかクラフルが居た。木斧を彼女の首筋に当てながら。
クラ「まだまだ甘いようだ。それでは潜入任務をこなす事は出来んな(笑)」
アミ「しないってば(笑)。……あ-あ、負けちゃった」
スラ「では、ラスト。ティアリース扮する桃太郎対用心棒の椿ガイデルの対決!」
シグ「なんだよ、椿ガイデルって?」
スラ「(無視)さて、桃太郎は屈強の用心棒に勝てるのでしょうか!?」
シグ(少しヤケになってるな……)
スラ「さぁ、始め!!」
ガイデル「いかに戦いの天才でも、この間合いに死角は無いでござる」
木刀を居合の形で構えるガイデルに対し
ティアリース「……迂闊に踏み込めないみたいですね」
ティアリースは木刀を下段に構えた
ガイ「……」
ティア「……」
動かないティアリースに対して、ガイデルは間合いを詰める
ティア、ガイデル『はぁ!』
勝負は動いた、瞬時に交錯する二人
そして
ティア「……くぅ」
先に片膝を付くティアリース
だが
ガイ「……中々やるで、ござるな」
倒れたのはガイデルだった
この瞬間、観客から大きな歓声が劇場中に響いた
そして、舞台横では
シグ「……さて、この後、どうするのだろうな?」
スラ「あいつらに任せるしかないだろうさ……」
どっと、疲れの出た二人だった
<第六幕、終了>
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