-孤高の天使ｻ-ﾅ-
ｻ-ﾅの世界①(黒ｻﾅ隊);-Chapter 0 『天使は夜舞い降りる』-
ｳﾙの国を襲撃する黒い影…一迅の風が舞うと同時に塵となり消えていく…｡
奴らは｢黒ｻﾅ隊｣と呼ばれる｡一人一人が闇の大騎士並の戦闘力を誇り､闇夜に紛れ､ｳﾙの陥落を目論むｻｰﾅﾉｲドの先兵部隊である｡
彼等を歴史の表に出す事なく､ｳﾙの街を守る為の戦いを続ける少女がいる｡彼女の名はｻｰﾅ｡
普段は皆から愛されるちょっと変わった女のｺを演じているが､その裏の顔は､独りでｻｰﾅﾉｲドの軍勢を一瞬の風と共に闇へと葬る永遠の孤独の天使である｡
彼女は世界支配を企むｻｰﾅダｰﾑの長老の命によりｳﾙ征服の為の密偵として歌劇団に入団をするも､そこで出来た優しい友人達に感化され､長老の考えに疑問を感じ始める｡
恋人のｻﾅﾙｰダも同様に長老の主義に異を唱えるも､一族の裏切り者として処刑されてしまった｡
この事を知ったｻｰﾅは長老を､そして自分を許すことができず､十字架を象った退魔の剣､｢誓剣ｻﾅｽﾚｲﾔｰ｣を手に､失われし第十の種族ｻｰﾅﾉｲドと独り戦いを続ける事を決意した…｡
#1 守るべきもの
#2 救いきれないもの
#3 お久しぶりとさようなら
#4 神々の黄昏
#E ｴﾋﾟﾛｰｸﾞ
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