エピロ-グ「序曲の幕切れ」
-王立歌劇団前-
マーシャとポチリーナが空を見ながら話をしていた。
マーシャ「平和だにゅう-」
ポチリーナ「平和でちゅね-」
サーナ「…平和にゅるね-♪」
マ「あっ、サーナぁ、今ちょうど暇してたにゅう」
ポ「あれ…サーナちゃんその翼…どうしたんでちゅ?」
サナ「あ、単なる『いめちぇん』にゅるよ-♪」
…と、其所にミーミャが大急ぎで走ってくる。
ミーミャ「大変にゃ、大変にゃ!近くの荒野に大きなクレ-タ-ができたらしいにゃ! 専門家達は災星がまた落下してきたんじゃないかって騒いでて…ミーミャ達も見に行くべきにゃ!」
一同「…じゃあ…王劇クレ-タ-調査隊出発ぁ-つ!」
サナ「…アレの事…ね。あは…は…(-_-;)」
-その晩-
コンコン…と王劇の門を叩く音。サーナに用があるという3人の女性が来たのだが…
そのメンバ-構成を見て誰もが驚いた。
ザウエル「さらに3種族が…これは…凄い」
ポチリーナ「ハーフマウス族の人がいるでちゅ-♪(クルクルクル…)」
ハーフマウスの女性「きゃはは-♪あたしはナチリーポっていいまちゅ、宜しくでちゅ-♪(クルクルクル…)」
クラフル「!!まさか…貴女様は…」
ドワーフ「あ…クラフルさん…ですね、噂は兼ね兼ね聞いております。貴方に女神ユリンの御加護を…」
クラフル(…まさかと一瞬思ったが、やはり気のせい…か?)
毒蛙「ほらほら皆、サーナが待ってるわよ。早く行きましょ」
フィアラ「(ビクビク…)魔物さんまで…しかも二足歩行して…喋ってる…喋ってる…あはは…あはははは!」
シグ「うぉ-!フィアラ、正気をしっかり保て-!お前が壊れたら俺はどうすればいいんだ-!!」
…とまぁ、今回も大きな波乱を呼びながらサーナの友達はサーナに会いに来たのでした。
-サーナの部屋・秘密の地下-
ドワーフ「危ない所でした…もう少しで正体に気付かれる所でした」
蛙「だから全員で毒蛙に化けようって言ったのに…ユリンがドワーフじゃ直球すぎるでしょ」
ドワーフ「セテト…その案もどうかと思いますが…」
ナチリーポ「きゃはは-♪この格好結構気に入っちゃったでちゅ-♪」
蛙「ほらほら、『イリス』も何時までも遊んでないで…」
-と、三人は変身を解く。
サーナ「…イリス、セテト、ユリン…お久しぶりにゅる-♪」
ユリン「…サーナ、此度の活躍本当にご苦労様でした」
イリス「という事で皆からサーナちゃんにご褒美をあげちゃうんでちゅ-(クルクルクル…)」
セテト「イリス、それはもういいってι…まずは私から。前の剣や盾はもう使い物にならないだろうから…じゃ-ん!神槍を模した武器『ぐんぐにゅる(偽)』だ-♪」
サナ「…ありがとう…って重っ!とても持てないにゅるよ-。…後で自分用にカスタマイズしてみるにゅるね♪」
ユリン「私からは…特別階級特進の旨を…」
サナ「ぇっ!今のセラフィムより上の階級ってあるにゅるの!?」
イリス「それは明日のお楽しみ♪ あたしからは『新しい翼セット』をプレゼントです♪新しい階級に合うようにバッチリとコ-ディネ-トしたのよ」
サナ「楽しみにゅる-♪翼がないとやっぱ不便だったにゅるから-」
ユリン「後…サーナの好物さな蜜も沢山持って来ました。…このままさな蜜パ-ティでもやりません?」
サーナ「わ-い♪」
…こうして、夜は更けていったのでした。
翌朝…サーナちゃんが目を覚ますと、なんだか凄い事になってましたとさ。
サナ「きゃぁっ!!な…なににゅるよ、この躰は…」
ポチリーナ「…あれ?サーナちゃん、翼も髪も伸びて…またイメチェンしたでちゅか?」
サナ「…え-っと…きっと、『せいちょうき』、だからにゅるね-(汗)」
…こうして、またいつものほのぼのとした朝が迎える事となったのでした。
…サーナの部屋の片隅に置かれた不吉な運命を告げる書き置きには誰も気付かずに…。
書き置き;『サーナちゃんは今日から女神みならいです☆次のサナド-ルとの戦いは
初の全面戦争になるだろうけど、頑張って下さいね♪ by女神一同』-水平派地下都市-
樽ローン「止めだっ!」
そして…剣が儚くも独り延々と抵抗を続けていた長老の体に深々と突き刺され…ついに長老は絶命した…。
…一瞬の静寂…溢れる安堵の溜め息…。この世にやっと真の平和が訪れたのだ、と皆は確信をした。
…その瞬間、闇の雲が長老の体を取り巻き…一瞬死の炎に包まれると、長老はリッチとして蘇った!!
サナダウルフ「…まずい!!」
…しかし、誰一人として無限の魔力を手にいれたサナド-ルから逃れる術は無く、次々とその力の餌食となっていく…。
サナダウルフ(…無理じゃ…この圧倒的な魔力…最早儂達に抵抗する術は残されておらぬわい…)
サナド-ル・リッチ「兄上…決着を即けるとしましょうか…ククク…<絶対なる力…『マイト』…」
サナウ「…くっ…防ぎきれるか!?<魔法障壁…『バリア-』!!」
…しかし、リッチと化したサナド-ルの魔力はバリア-を容易く貫き…サナダウルフに呪文は直撃する…。
サナド「…ククク…もう終りのようですなぁ、兄上…」
魔力が再び収束し…全ての希望が潰えるかと思われた瞬間、二人の樽が長老の前に立ち塞がった!!
樽ローン「…待て…よ、俺達はまだやれるぜ…」
樽シャルク「…サナダウルフ…私たちが食い止めてる…間に…早くサーナの…元へ…」
サナウ「…皆…儂だけ逃げるような形になって…すまぬ…<逃走の風…『ランナ-』…」
サナド「…まだ儂に歯向かう気力があるとは…まあよい…気に入った…我が忠実なる下僕となるがいい…」
樽×2「うわあぁっ!!」
…まだ弧高の天使の戦いは終ってはいない…。
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#1 守るべきもの
#2 救いきれないもの
#3 お久しぶりとさようなら
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